こんにちは。最近暑くて寝苦しい夜が続きますが、良く眠れていますか?
「睡眠の質」が悪くなってしまうと、疲れが取れず自律神経が乱れる原因に。
睡眠時間は妊活にとって大切なホルモン分泌時間でもあり、日常的な睡眠時間が6時間以下になると、妊娠率が下がるという報告もあります※。
今日は、夏の快眠対策を4つご紹介いたします。
① 就寝の約2時間前に入浴をすます
体は体温が下がり始めている時に眠気を感じます。就寝のタイミングをこの体温が下がる入浴の1,2時間後に合わせてみませんか。
炭酸泉やエプソムソルト(硫化マグネシウム)などの入浴剤も良いですね。身体の芯が温まり、血流促進、リラックス効果も。
夏もシャワーで済ませずなるべく湯船に浸かりましょう。妊活の大敵・夏の冷えと睡眠に一挙両得です!
② 睡眠ホルモン「メラトニン」分泌を増やす
睡眠の質が悪い方は、メラトニンという脳から分泌されるホルモンが低下している可能性があります。
メラトニンは酸化ストレスを抑え、卵子の老化を防ぐ重要な作用があります。
夜中に強い照明の中(もちろんスマホも含みます…)にいると体内時計の働きが乱れその分泌が抑えられてしまいます。
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メラトニンを増やすためにできること… それは
・朝日を浴びて、メラトニンの働くスイッチを入れること
・腸内フローラを整えること
実はメラトニンの材料となるアミノ酸や、その原料であるセロトニンは、「腸内細菌」から作られているのです。
腸内フローラを整えることは子宮内フローラを整えることに他なりません。やはり快眠と健康、そして妊娠は繋がっているのですね。
また、加齢とともに減少していくホルモンのためサプリでの摂取もお勧めです。
メラトニンの働きについては以前の記事もご参照ください。
③ 就寝中の設定温度は27~28度
就寝中エアコンはタイマーをかけておく方も多いようですが、切れた後に暑くて起きてしまう、という声も良く聞きます。すると当然睡眠の質は落ち、疲れも取れません。
暑い時期は一晩中エアコンを使う方がよいでしょう。
そして夜間は基本的に深部体温が下がるので、設定温度は27から28度がお勧めです。風が直接当たらないようにし、扇風機でエアコンの冷風を室内全体に巡らせるなど工夫してみましょう。
④ 睡眠の質を高めるツボにお灸
お勧めのツボを紹介します。当院サイトで妊活快眠併用ツボは場所も確認できます。ご活用ください。
【寝付きが悪い方】合谷(ごうこく・太衝(たいしょう)
【ストレス性、途中で目が覚める方】神門(しんもん)・湧泉(ゆうせん)
【朝起きてもスッキリしない方】足三里(あしさんり)・中脘(ちゅうかん)
当院で販売中のあったかブレンド灸でぜひお試しくださいね!
皆様の妊活と快眠の一助となりましたら幸いです。
文責: 2023年7月7日
アキュラ鍼灸院
鍼灸師 村越 麻紀子
参考:
Fertil Steril 2019 Jun;111(6):1201-1210※
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_600.html
https://www.otsuka.co.jp/suimin/goodsleep.html
Sleep Med Rev.2000 Aug;4(4):387-402
Electroencephalogr Clin Neurophysiol.1985 Feb;60(2):154-7:
執筆者紹介
アキュラ鍼灸院鍼灸師 村越 麻紀子
千葉県生まれ。私は小さい頃から母の肩をたたくのが好きでした。大学卒業後、教授秘書として就職するも、母の「楽になったよ。ありがとう。」と喜んでくれた笑顔が忘れられず、「人の体をこの手で癒す仕事がしたい!」と言う一心で鍼灸師になりました。沢山の患者様の笑顔に触れ、そして自分の家族が出来た今もこうして大好きな仕事が続けられてとても幸せです。 この先も患者様の為に日々研鑽を積みたいと思っています。
趣味は海外の方との交流を通じて世界の文化に触れる事。都市建築や美術館巡りも好きです。古く伝統あるものに心魅かれます。
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