春を迎え、夏に向けて日照時間が増えてきましたね。
芽吹きの季節である春は気持ちよさを感じますが、新しい環境が増える時期でもあります。そのために人は環境変化のストレスを受けることが多くなります。
最近では気候などの自然環境も目まぐるしく変わり交感神経が頑張ってしまいバランスが崩れがちです。
副交感神経優位にしておきたい妊活にとっては睡眠などの生活習慣が整えにくい季節でもあるといえます。
副交感神経についてはこちらのページを参考にしてください。
妊活においても自律神経のバランス、精子や卵子の質アップの為の身体作りの基本は良質な睡眠をとる事。
睡眠中には、妊娠のために欠かせないホルモンが沢山分泌されます。 特に睡眠を促すホルモン「メラトニン」は、酸化ストレスを抑え卵子の老化防止し卵質に大きな影響を与えることが分かっています。
また、睡眠時間が6時間以下になると、排卵に欠かせない卵胞刺激ホルモンの量が減少し、妊活の計画に支障が出る事が懸念されます。
そのために運動(デトックス)食事(栄養)をしっかり生活習慣の中に取り入れていくことが重要となります。
では何処から整えていけば良いのでしょうか?
先ずは朝日を15分〜30分しっかり浴びるところから始めてみましょう。
① セロトニンの活性
② サーカディアンリズム(体内時計のリセット)
② ビタミンDの活性
等のメリットがえられます。
そうすることで、
①セロトニンを材料に上記の卵子の質に関わるメラトニンがつくられます。
セロトニン神経をしっかり刺激する事で結果、メラトニンの分泌を促し卵子の質の改善に繋がるという事です。またセロトニンは、覚醒、気分、意欲と関連した脳内物質で、セロトニンが低下すると建設的な思考の低下に繋がります。モチベーションにも繋がってきますね。
②サーカディアンリズム(体内時計)はメラトニンによって調整されます。
セロトニンから繋がりますね。自律神経、ホルモン分泌、代謝は体内時計によってコントロールされているので体内時計を整える事は身体にとって、運動(デトックス)食事(栄養)に繋がります。
③ビタミンDは妊活において卵子の質をアップし受精卵が子宮に着床させやすくする作用があります。
また多嚢胞性卵巣(PCOS)や精液所見が悪い方もビタミンDが不足しているという研究結果もあります。 取り込んだ栄養素は活性させなければなりません。
まとめ
上記のように朝日を浴びるだけで妊活における生活習慣に連動性を持たせることが出来るのです。
何処から手をつけて良いかわからない、食欲が湧かない、運動がうまく行かないという方は先ずは朝日を浴びる事から始めてみてはいかがでしょうか?
個人的な情報にはなりますが筆者も試してみました、5分位ではあまり効果は感じられませんでした。しっかり外で15分以上朝日を浴びることで身体に変化が出てきます。(先ずはお腹が空いてきます)簡単に出来て沢山のメリットがあります。是非試してみて下さい。
アキュラ鍼灸院 鍼灸師 戸田信太郎
執筆者紹介
アキュラ鍼灸院鍼灸師 戸田 信太郎
俳優、モデル、ダンサーと言った芸能活動の中、身体を酷使する毎日に体の限界を感じていたところ、友人から紹介され、向かった先が鍼灸との初めての出合いでした。その治療効果、技術体系に驚かされ、体験していくにつれ自分も身体の仕組みを知りたく思い、また東洋医学への興味も相重なり、鍼灸を学び始めるに至りました。ダンス、音楽等の経験も活かして皆様の心身の健康のサポートをさせていただきます。
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