着床鍼灸(移植前後、人工授精前後、タイミング前後の着床サポート)
着床鍼灸は本来体外受精(IVF)を受ける際の受精卵の移植前と移植後に着床環境を整えるために行われた鍼灸治療です。移植前後に鍼灸を受けることで、妊娠率が17%以上改善 するといった 2002年のパウラス氏の論文 により着床鍼灸は一気に世界中に普及しました。しかし、それでもなお、着床反応が出ない方がいらっしゃいます。その為、当院では2種類の着床鍼灸治療を提供しており、内膜の厚さや妊娠成立に欠かせない免疫状態の調整も視野に入れ、治療を行います。特に免疫寛容を意識し、鍼灸を行うことで、更に妊娠率の改善が見込めます。
まずは、タイミング法を取られている方や、人工授精、体外受精で移植に備えて着床率を上げたい方は(1)の内容をお読みください。着床鍼灸を受ける時期など、詳しく説明しておりますので、ご参考にされてください。
反復着床不全でお悩みの方はこちらをクリック 願います。
(1)生理周期、不妊治療スケジュールにあわせた着床鍼灸治療
自然妊娠、人工授精、初期胚移植、胚盤胞移植によって、治療を着床鍼灸を受けていただく時期についてご説明します。
※ 着床鍼灸を受ける時期が分かりにくい場合は お問い合わせフォーム にてご相談ください。
(2)反復着床不全、着床障害など
お悩みをもった方の着床鍼灸治療
自然周期(タイミング)
計3回の着床鍼灸を受ける時期について
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回数 | 目的 | 鍼灸時期 |
---|---|---|
1回目 | 内膜を整えるために | 生理開始後2日目~5日目 |
2回目 | 排卵を促す・卵管を整える | タイミングの3日前~前日 |
3回目 | 卵管を整える・着床を促す | タイミング直後から5日目まで |
人工授精(AIH)
計3回の着床鍼灸を受ける時期について
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回数 | 目的 | 鍼灸時期 |
---|---|---|
1回目 | 子宮内膜を整える | 生理開始後2日~5日前 |
2回目 | 排卵を促す・卵管を整える | AIH(人工授精)3日前から前日 |
3回目 | 卵管を整える・着床を促す | AIH(人工授精)直後~5日目 |
移植(初期胚及び胚盤胞の場合)
着床鍼灸を受ける時期について
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回数 | 目的 | 鍼灸時期 |
---|---|---|
1回目 | 子宮内膜を整える | 生理開始後2日目~5日目 |
2回目 | 排卵を促す、または、内膜の血流を促す | 初期胚及び胚盤胞移植は移植の3日前から前日 |
3回目 | 着床を促す、リラックスを促す | 初期胚は移植当日から4日目までに 胚盤胞は移植当日から翌日までに |