所説はありますが、卵巣では毎月300~500の卵原細胞失われています。その中の1つ、あるいは2つが成熟し、大よそ28日周期ごとに排卵します。

精子と卵子のサイズを比較すると精子5μmに対して、卵子100μmと20倍卵子の方が大きです。それはなぜかとうことを考えないといけません。

良く体外受精でアシスティッドハッチング(AH)という言葉を耳にしますが、これは、受精卵の膜(透明帯)に切れ目を入れ、孵化しやすいようにしています。鶏では殻を破ってでてきます。人では膜を破ってでてきます。では、まくを破って出てくる間まで成長するための栄養素はどこからくるかというと、鶏では卵黄。大量の栄養がそこに蓄えられているのです。
人の場合も同じで、卵の細胞質に大量の栄養が含まれていなければなりません。着床するまでの間は人も卵の中の栄養のみで成長を続けなければならないのです。
では、卵子に栄養を供給しているのはなにかというと、卵子のまわりを取り囲んでいる顆粒膜細胞がその役割を果たしています。その顆粒膜細胞は卵胞液に囲まれています。卵胞液は卵子への栄養や成長因子となります。卵質の悪い人は卵胞液に酸化物質など卵子へ悪い影響を与える物質が含まれていることが知られています。
ですから、卵子の質の本質は卵胞液を改善することと卵子の細胞質に栄養をできるだけ貯蔵してあげることだと言えます。人も胚発生から胚盤胞まで、非常に大量の栄養が必要です。新しい生命(胚盤胞)が膜を破って、独り立ちし、着床。母体からの栄養補給が完了するまでの間、貯蔵栄養物が枯渇しないということが大切です。
それを実現するための生活習慣・食事・サプリメントとお考えいただければ幸いです。
では、次回は(6)卵胞液を良くするにはどうすれば良いか」についてご説明したいと思います。
不妊鍼灸師が教える40歳からの妊活
このシリーズは6編から構成されています。興味のあるタイトルからお読みいただいても結構です。皆様の参考となり、一刻も早く、子宝に恵まれますことを願っております。
1)40歳から妊活(はじめに)
2)卵子の質について(栄養編)
3)20代と40代の卵の違いについて
4)若い人と40代の私の違い – 環境の違いについて
5)卵子が喜ぶ生活習慣・食事・サプリメント
6)卵胞液(卵子)を良くするにはどうすれば良いか
よろしければ下記も一緒にご覧ください。

アキュラ鍼灸院 院長 徐 大兼
執筆者紹介

アキュラ鍼灸院院長 徐 大兼(じょう たいけん)
妊活は、時間との闘いでもあります。その大切な時間を一秒たりとも無駄にしたくないと私たちは考えています。妊娠する能力を高め、より早く結果を出すことをお手伝いすることが私たちのミッションです。
不妊鍼灸でお腹の凝りをほぐし、子宮・卵巣本来の力を引き出します。また、身体の不調と自律神経を整え、卵巣への血流を促進し、卵巣機能改善サポートを行います。
不妊治療中の不安をお聞きしながら、「妊娠しやすい身体」になるため、全力でサポートします。
私たちは2002年に開業以来、子宝に恵まれないカップルをサポートさせていただいております。妊娠し、無事に念願の赤ちゃんを迎えるまで、万全な体制で皆様に満足いただける治療を提供させていただけるよう取り組んでおります。鍼灸および漢方による不妊治療のご相談はお気兼ねなくこちらへご連絡ください。
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