新型コロナウイルスの後遺症は新型コロナウイルス感染症から回復したあとも、さまざまな症状で悩まされる方が少なくないことが明らかになってきています。
微熱・倦怠感・強い疲労感・しびれ・呼吸苦・頭痛・食欲不振などの症状が長引いたり、出たり消えたりしている方々が世界中で報告されています。
当院では、このような方々の治療を積極的に行っております。
気持ちの持ちよう次第(心因性)や自律神経失調症と言われ、これといった有効な治療がいまのところないのが現状です。
当院は渋谷駅・表参道駅より徒歩7分ほどに立地しております。マンションの一室にある隠れ家的鍼灸院です。
このページでは、新型コロナウイルスの後遺症でお悩みの方やそのご家族の方のために、新型コロナウイルスの後遺症の症状・原因について詳しく解説いたします。
新型コロナウイルスの後遺症とは?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症は、「ロングCOVID(Long COVID)」や「ポストCOVID症候群(Post-COVID Condition)」と呼ばれ、感染後に数週間から数カ月以上続くさまざまな症状を指します。これらの症状は、軽症だった患者でも発症する可能性があり、特定の臓器やシステムに限定されない多岐にわたります。
新型コロナウィルスの後遺症の症状
コロナ後遺症の典型的な症状
- 入浴すると一日寝込む
- 一時間の散歩の翌日から3日間、ほぼ寝たきりになった
- ドライヤーをもっていられない
- かぼちゃを切ろうと力をいれたらだるくなって1日寝込んだ
- 体のあちこちが痛むのに、検査で異常がでない
- CTで異常がないのに、家の階段を上がるだけで息が切れる
- 3m小走りをしただけで一週間明日痛む
その他、報告されている症状は下記の通り多肢に渡ります。
全身的な症状
- 慢性的な疲労感(倦怠感)
- 発熱(長引く微熱)
- 倦怠感が活動後に悪化する(PEM: Post-Exertional Malaise)
- 悪寒
- 手足の血管が浮き出る
- 皮疹
呼吸器系
- 咳、喘息様の症状
- 息切れ(呼吸困難)
- 慢性的な咳
神経系
- 頭重感、頭が詰まる感じ
- 頭のほてり、血が上る感じ
- 脳の霧(ブレインフォグ:集中力や記憶力の低下)
- めまい
- 味覚や嗅覚の障害
精神的健康
- 不安感
- うつ症状
- 睡眠障害(不眠など)
循環器系
- 心拍数の異常(動悸など)
- 胸の違和感・痛み
筋骨格系
- 関節痛
- 筋肉痛
消化器系
- 腹痛
- 長引く下痢や便秘
- 食欲不振
新型コロナウイルスの後遺症の原因
後遺症の正確な原因は完全には解明されていませんが、いくつかの仮説があります:
- 血管や血流の異常
- ウイルスによる臓器や組織の損傷
- 免疫システムの異常な反応(自己免疫疾患に似た症状)
- 慢性的な炎症反応
新型コロナウイルスの後遺症の一般的な対応
現在、後遺症の診断には特定の基準や検査がないため、患者の症状や病歴に基づいて診断されることが多いです。治療は症状を軽減するための対症療法が中心で、まだ有効な治療が確率されておりません。
咳や息苦しさ、動悸などの呼吸器症状がある場合は、呼吸器内科や循環器内科と連携し、呼吸をしやすくする薬や脈拍を抑えるような薬を使用します。
味覚や嗅覚の異常では、耳鼻科、脱毛や皮疹は皮膚科、頭痛では頭痛外来と連携した対応などを行います。
また、ストレスや不安、睡眠障害などについてはメンタルクリニックでの対応となることがあります。
このように、西洋医学では、それぞれの症状に対しての治療となるため、様々な専門医との連携が必要となり、有効な治療法が確立されてません。
病院へ行っても新型コロナウイルスの後遺症を有効に治療できない理由
西洋医学はそれぞれ専門分野があるため、新型コロナウィルス後遺症が呈する様々な症状に対しては、それぞれの専門家と連携せざる負えません。
科学は元々百科の学と呼ばれているようにその性質上細分化の運命をたどり現在に至ってます。目の症状は眼科、呼吸は呼吸器内科と、それぞれ分けてパーツとして理解しようという医学です。具体的に言うと、胃を取り出して研究したとしても、その胃は食道、腸、血液リンパ管、横隔膜と連結しており、全体として捉えなければ本当に知ることができない。そういう意味で、生体を臓器別に分けて治すというアプローチには限界があります。
これが、現在の新型コロナウィルス後遺症に対する西洋医学の現状と言えます。
将棋や囲碁に例えたら、今戦いが起こっている場所にしか目がいかないようであれば、上達が難しということになります。例えばカメラとか自動車であれば、分解してそれを理解することは可能ですけど、人の場合はそれを分解して理解するということが難しい。
新型コロナウィルス後遺症は様々な症状を呈します。モグラたたきのような治療法しかないのはこのような理由からです。
当院の新型コロナウィルスの後遺症に対するアプローチ
全体を見る東洋医学を取り入れてみてはいががでしょう?
東洋医学では心身一如と言い、心と体は切り離すことができないものと考えており、人の体もパーツパーツに分けるのではなく、全体として捉えて治療する医学です。
当院では平畑医師が開発された「プチリラク」というマッサージ機を利用する経絡治療法を取り入れてます。プチリラク経絡治療と生活指導で、コロナ後遺症が驚くほど治せる方法です。また、平畑医師より直伝いただきました経絡治療の他に、YNSA(山元式新頭針療法)、低出力レーザー治療法、カッサ療法など色々な手技を組み合わせ、さらに相乗効果を発揮できるよう日々研究を重ねております。
新型コロナウイルスの後遺症に対する当院の鍼灸施術は下記に着目して治療します。
各症状への直接的なアプローチ
新型コロナウイルスの後遺症では様々な症状が生じます。薬などで対応できないものも多くあります。
まずはお困りの症状に対しての施術を行っていきます。
例えば、嗅覚・味覚障害でお困りの方には、嗅覚・味覚の改善を。頭痛・倦怠感でお困りの方は頭痛・倦怠感の改善を。もっとも困っている・悩んでいる症状に対してアプローチします。
体全体へのアプローチ
新型コロナウイルスの後遺症では多くの方が体全体のバランスを乱しています。その為、様々な症状を呈します。
体全体のバランスを整えることは新型コロナウイルスの後遺症を改善するにはとても重要です。全体のバランスが整うことで、様々な不調の改善を
目指します。
患者様からの声
コロナ後遺症になり1年以上が経ちました。ネットで口コミなどを見て、少しでも良くなるなら、でも正直安くはないな、なんて思いながら藁にもすがる思いで今回初めて行きました。この日はとにかく息苦しさ、左の首肩腕がかなり重く、痛みがありましたが、帰りにはさっきまで何も感じなかった所に痛み、違和感を感じるほど気にならなくなり、驚きました。息苦しさに関しては「治った」わけでないですか、即息を深く吸えて吐けるポイントを教えてもらい、1年数ヶ月ぶりに後遺症になる前の、元の自分の感覚で息ができてとても嬉しくなりました。どのくらい効果が持続するのかワクワクしてます。遠くに住んでいるので頻繁には行けないですが必ずまた行きます。