【不妊鍼灸師が教える40歳からの妊活】06 – 卵胞液を良くするにはどうすれば良いか

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この画像は子宮・卵巣・卵管への血管分布を表したものです。大きい動脈から無数の小さい血管に枝分かれしているのが良く分かると思います。私達の体にはこのように無数の血管網が張り巡らされています。小さい血管が更に小さい血管への分枝を繰り返し、隅々まで血液を送り届けるのです。

また、逆に、送り届けられた血液は今度は静脈を通り、体中を循環しているのです。青い線は静脈を表しています。

卵胞形成は大よそ375日かかると言われています。原始卵胞(直径0.03mm – 0.05mm)は一次卵胞、2次卵胞、初期胞状卵胞、後期胞状卵胞を経て、排卵直前のグラーフ卵胞(直径20mm以上)へと成長していきます。各成長段階を経て、排卵直前には原始卵胞の約400倍から700倍の大きさに成長します。

毛細血管の複雑なネットワークが形成され、卵胞への血液循環が開始するのは排卵からおよそ90日程度前の2次卵胞です。2次卵胞後期にはおよそ9層の顆粒層細胞と基底膜、内膜、毛細血管網、外膜を形成します。

次の初期胞状卵胞へと成長すると、卵胞腔が形成され、その中は卵胞液で満たされるようになります。

少し難しい話になりましたが、何をいいたいのかというと、毛細血管のネットワークが形成され始めたころより、その卵胞は大量の血液供給が必要になり、そのころから必要十分な血液供給なされるべく、血流改善を行う事が卵胞液の質を良くすることに必要だということです。

卵胞液を良くするには「血流」を良くすればよいのです。良くしたいと思う最低でも90日前から。

では、血流を良くするにはどうすれば良いか?

1)まずは交感神経優位から副交感神経優位にもって行くこと。ストレス、過労、睡眠不足は体を疲れさせ、自律神経のバランスを崩します。十分骨休めの時間を取るなど、体に優しい生活を心がけるようにしましょう。

2)末梢の冷えの改善に努めましょう。緊張すると手が冷たくなる人がいると思います。また、特に女性は手足が冷たい人がいると思います。冷えないように温めるようにしましょう。
「※注意: 良くお腹をホカロンなので温めている人がいますが、これはあまり効果がないでしょう。子宮・卵巣はお腹の脂肪で保護されており、お腹を温めた熱が子宮や卵巣に到達することはありません。」

3)規則正しい生活を心がけよう。夜更かしは自律神経を乱します。できれば10時、11時までに就寝を。

4)毎日適度な運動を。手っ取り早いのはいつでもどこでもできる「歩く」という人間本来備わっている生命維持に欠かせない「だれでもできる」こと。1日30分、できれば継続してあるいてみよう。

5)ストレス発散できるものを見つけよう。ウォーキング30分もストレス発散にはいいとされています。そのほか、ヨガ、メディテーション(瞑想)、などなど、自分に合う気分転換を見付けてください。

卵胞液の改善は発育状況が分かると、すぐにはできないことがお分かりいただけたと思います。採卵直前に何かを始めたりしても卵胞の発育過程を知ると、もっともっと前からの準備が必要であるということが分かると思います。

卵胞液を良くするには多少の時間がかかることを知っていただければ幸いです。

アキュラ鍼灸院 院長 徐 大兼

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