【Q&A】不妊治療のフェーズと鍼灸治療のスケジュールについて

妊活応援ブログ | 不妊鍼灸治療のアキュラ鍼灸院
アキュラ数か月通ってきてくださってる患者さんから採卵や移植などがあるタイミングでの鍼灸治療の頻度について聞かれることがあります。

直前に来たほうがいいの?
何回も来たほうが効果的?

といった質問です。

そもそも鍼灸治療の頻度ですが、週1回ペースで最低3か月が大前提です。

そうした基本的な体質改善が進んできてから初めて、各フェーズごとのスケジューリングという話になります。

基本的には週1ペースで来院されていればイベントの直前の駆け込み来院はあまり必要ありません。

しかし、やはり、例えば採卵の周期で生理から採卵までの約2週間のうち、1回しか来れない場合と少し間を詰めて3回鍼灸治療を受けれた場合とでは採卵成績に違いが出ることもあるかと感じています。

なので、採卵周期であれば生理から採卵までの2週間のうち
・なるべく2回は来てもらう。
・2回目を採卵の直前ではなく、数日前に来てもらう。
というふうにスケジュールを提案します。

なぜ2回以上かというと、鍼灸治療を受けてもらうと、血流が増したりして、生殖器への良い影響が出ます。
鍼灸治療の効果は少なくとも数日~1週間程度は持続するので毎日のように来てもらう必要はありませんが、
育卵期間全般に治療効果を被せるためには2回以上必要です。

また、なぜ採卵数日前に2回目を設定するかというと改善した血流により卵が育つ時間が必要だからです。

なので、例えば生理から1回目を4~5日目、2回目を11~12日目に鍼灸治療を入れることを提案したりします。

定期的に来院される方は曜日が決まっていることも多いのですが2回目が採卵直前に当たるようでしたら、前倒しを提案します。

移植の場合は生理から胚盤胞移植までの20日前後の間に同様に2~3回+移植直後の着床サポートを提案します。

ただでさえクリニックの通院と仕事とのスケジュール調整が大変なところに、鍼灸治療のタイミングまで調整なんて!と思われるかもしれませんが、
時間がたてばたつほど妊孕力は落ちていきます。

自分の人生の中の優先度を考えることも必要かもしれません。

ご不明な点は担当の鍼灸師にご相談ください。

鍼灸師 森 祐輔

Q40

執筆者紹介

【Q&A】不妊治療のフェーズと鍼灸治療のスケジュールについて
鍼灸師 森 祐輔

プロフィール

アキュラ鍼灸院鍼灸師 森 祐輔

大学時代に弓道を始め、肩を痛めて治療院にかかったことがこの業界との出会いでした。大学卒業後はIT系の仕事に携わるも、体調を崩しかけ、一生続けられる仕事がしたいと、30歳のころに転身を決意しました。

昔から気の概念を題材にした漫画が好きで、弓の師匠から筋骨の働きを詳細に教わったのと同時に、丹田呼吸で気を練って弓を引くべしと教わり、弓を通じて解剖学や気の世界観に実際に接し始めました。

今も弓は続けており、弓も鍼もうつ時には呼吸を整え、気を整えてからに臨んでいます。

また、大学のころドイツに1年遊学していたり、鍼灸師として2年間、海外豪華客船に搭乗したりと海外での経験が多くあり、日本鍼灸の世界への発信の一助になりたいと常に思っております。

妊活応援ブログ | 不妊鍼灸治療のアキュラ鍼灸院

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

記事がよかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次