「排卵検査薬を使っても濃い線が出ないので、いつ排卵したか分かりません。」
というお声を度々お聞きすることがあります。
タイミング療法や人工授精の場合、卵子と精子が出会って受精する為に、確実に排卵している事が大前提になります。
どのようにして排卵を予測するのか?
① 基礎体温を付けることで自分の体のリズムを知る
低温期(卵胞期)と高温期(黄体期)があるので、この2つの差で体温が上がった時の様子を確認し排卵日を予測していく。
② クリニックに通っている方は、超音波エコーで卵胞細胞の大きさを診る
卵胞細胞がおおよそ20から22mm位になった時に排卵をするという風に予測していく。
③ 排卵検査薬を使う
上記の事項をトータルで判断し排卵日を予測していきます。
排卵するためには卵胞が成熟しエストロゲンの分泌が十分になると、脳下垂体から黄体化ホルモン(LH)がでて “排卵しなさい” という指示が出ます。すると卵胞の膜が破裂し、中の卵子は卵巣の外に排出され「排卵」します。
排卵検査薬は、この排卵しなさいという指示であるLHのホルモン値を尿で計測しているわけですが、その LHがどっと出るピーク時間がおおよそ14時間 だと言われています。
排卵チェッカーで1日1回しか計測しない方ですと、毎回その14時間を逃してしまう可能性がある為、薄い線しか確認できないという事になります。
ですので多少のずれなども考慮して、1日に3回8時間置きに計測すれば、必ず濃い線を確認できる ということになります。
しかしながら実際にはいつ排卵しているか本当のところは誰も分からないので濃い線が出てからタイミングを取るのではなく薄い線が見えたらタイミングをとることが大切です。
タイミングの取り方について★
排卵はいつするか正確には分かりませんので、生理周期が28~30日の場合、おおよそ 生理開始から13~14日あたり であろうと目星を付けます。
排卵予定の2日前あたりからチェッカーで計測し、うっすらと線が出た時点(その日)から一日おきに4回、タイミングを取って下さい。一日おきに4回ですと、約8日間カバーできますので精子と卵子の出会う機会が増えることになります。
精子は約48時間~72時間、受精させる能力があり、卵子はおよそ12時間から24時間授精能力があると言われています。
排卵チェッカーはあくまでの目安です。くどいようですが、実際にいつ排卵しているかは正確にはわかりません。
そのため、精子を一定期間卵管の中で待ち伏せさせることでいつ排卵が起きても受精できる準備をしておくことで、妊娠率がはあがります。
回数のめやすとしては4回。これらコンドームメーカーが数年前に行った調査で明らかになってます。
4回以上では、差はありませんが、1回よりは2回、2回よりは3回、3回よりは4回まで回数を増やすと、妊娠率が上昇したと結論づけています。
自然妊娠を試みる場合は、タイミングを取る回数もとても大切になってきます。
排卵検査薬を正しく使って、より精度を上げていって欲しいと思います。
皆様の妊活が実を結びますよう、お役に立てれば幸いです。
鍼灸師 新村 真理
★お勧めの排卵検査薬
・感度LH20(mIU/ml)
ドクターズチョイス ワンステップ排卵検査薬クリア
・感度LH25(mIU/ml)
ウー・マンチェックLH
・感度LH30(mIU/ml)
ハイテスターH 10回用
参考文献
私たちは2002年に開業以来、子宝に恵まれないカップルをサポートさせていただいております。妊娠し、無事に念願の赤ちゃんを迎えるまで、万全な体制で皆様に満足いただける治療を提供させていただけるよう取り組んでおります。鍼灸および漢方による不妊治療のご相談はお気兼ねなくこちらへご連絡ください。
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