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日々婦人科のご相談をお受けしておりますが、血液検査の結果でプロラクチン(PRL)が高めの方がおられます。
プロラクチンとは、脳下垂体前葉からでるホルモンで、乳汁分泌ホルモンと呼ばれます。妊娠中から血液中のホルモン値が高くなり始め、出産で胎盤が排出されるとやや落ち着き、授乳が始まると赤ちゃんの乳頭吸引刺激により分泌が盛んになるホルモンですので、非妊娠期・非授乳期には血液中に高濃度には存在しません。
妊娠・出産もしていないのに乳汁がでてくる方がまれにおられ、乳汁漏出症といいます。過去に、漢方相談時にお話をしていたら、そういえば乳汁分泌があるとおっしゃられ、血液検査のデータを見せていただくとプロラクチン値が通常よりも高いことが判明したことがありました。この方はあてはまりませんでしたが、月経不順や無月経を伴うこともあり、不妊症の原因にもなりえます。
原因としては、甲状腺機能低下、下垂体腫瘍、視床下部疾患、薬剤性などがあげられます。
薬剤性では、うつ病治療薬や消化性潰瘍治療薬、制吐薬、ピル、降圧薬などが原因で、プロラクチンが高くなっていることがあります。このような場合には服用の中止や薬の変更、減薬などが行われます。
また、ストレスによる影響があることも知られています。
プロラクチン分泌を制御しているドパミンという物質が脳内で作られていますが、何らかの原因でこれが減るとプロラクチンが上昇します。ドパミンは「幸せホルモン」と称されるように、嬉しい・楽しい気持ちの時に分泌されます。逆に、これが分泌されると快の感情がでるともいわれます。ということは、プロラクチン分泌を制御するためにはドパミンを増やすか、楽しい気持ちでいられるような環境をつくるか、ということになります(効力にはあくまで個人差があります)。実際に、ドパミン分泌を促すお薬もありますが、このお薬による消化器症状の副作用が強く出て辛いという方が稀におられ、その流れで漢方をお飲み頂くことがあります。
漢方の対処法としては、古くから断乳の際に使われてきたものがあり、これを就寝前に多めに飲んでいただくとすっと下がっていくことがあります。(夜多めに飲む理由は、プロラクチンの分泌は特に夜に高くなるからです)
また、ストレス反応が心や体に出ている状態や、PMS、PMDDなど生理前の心身の不調を東洋医学的には気の巡りが悪くなる「気滞」をいう状態ととらえることがあります。よく「自律神経の乱れ」と表現される部分でもあり、基礎体温では日々アップダウンが激しい「ギザギザ」を示す方が多く見受けられます。漢方ではそのような時に「疏肝理気薬」という漢方をあわせ、気の巡りをよくすることで不快な症状が軽減され、プロラクチン分泌が落ち着くこともあります。その前に、体内の気・血・水が足りない状態ですと、それを補う必要が出てくることもあり、対応は十人十色ですのでお気軽にご相談ください。
木の芽どきの春は、気温のアップダウンが大きく体も順応するのにエネルギーを費やしますし、出会いや別れなどで心も揺らぎやすいとき。心身ともに冷やさないよう、ご自分を大事にして過ごしてくださいね。
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アキュラ漢方 徐 朝子

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