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移植しても着床しない…着床不全と鍼灸治療

何度移植しても、着床しない…
着床不全といわれるこの状態、原因は大きく3つの要素に集約されるといわれています。
①受精卵の問題 ②子宮内環境 ③免疫寛容の異常
今回は③の一部について、白血球と交感神経の関連をお話したいと思います。

妊娠成立のためには、半分は父親由来である受精卵または胎児が、母体から異物と見なされず

受け入れられる「免疫寛容」の仕組みが働きます。
これがうまく機能しない場合、着床不全・不育が起こるといわれています。

妊娠免疫には:
①胎盤は母親から拒絶されない
②子宮脱落膜に顆粒球・NK細胞・胸腺外分化T細胞(すべて白血球に属す)が増えることで、

胎児組織が母体に迷入する危険を防ぐ
③これらの白血球を増やす力は、母体の交感神経緊張状態と胎盤から分泌されるエストロゲンによる
という3つの大きな柱があります。

しかし上記の 顆粒球、NK細胞、胸腺外分化T細胞は母体の交感神経過剰反応によって

増えすぎることがあるのだそう。
その結果起こるのが、妊娠高血圧、自己の腎障害、胎児への攻撃などです。

そのため妊娠前であっても顆粒球やNK細胞が増加する反応が過剰に起こった場合、着床卵の拒絶

など、妊娠に不利な現象が引き起こされる可能性が考えられます。

研究によると、不妊症患者のグループでは白血球総数が多い傾向があり、とくに顆粒球増多によるものであることが判明。

程度の差こそあれ、子宮内膜症患者でも同様の傾向がみられたそうです。

では白血球の顆粒球増多は何によって引き起こされるか?
交感神経過緊張です。
そのため、不妊症の場合自律神経系の偏りがあると推察されます。

交感神経緊張が短時間続くときは、元気がでて仕事がはかどる、など良いこともあります。
しかしこれが長く続きすぎると、慢性疲労、不安感、胃の不快感、便秘傾向、不眠、入眠困難、肩こり、手足の冷えなど、不快症状が出現。体の中では血流障害と顆粒球の増多が起きています。

血流障害、顆粒球の増多は全身の粘膜に炎症を引き起こし、続いてリンパ球の反応が起こりこれらが反復、とくにリンパ球による治癒反応は痛みや発熱を生じさせます。
全身反応としてこのような炎症が起きるので、子宮、卵巣、卵管なども例外ではなく、結果内膜症、卵管癒着、着床障害などが起こる可能性も考えられるといわれます。
結局体はすべて繋がっているということになりますね。

鍼灸治療は、体表にあるツボと呼ばれるポイントに刺激を施すことで、その刺激が脳、脳幹、脊髄などを介して全身に作用すると考えられています。

その結果、体にある様々な調整機能(自律神経、内分泌系、免疫系、 内因性痛覚抑制など)に影響を与え、自然治癒能力を高め身体のバランスを整えることができるのです。

 

交感神経緊張過多の原因は、働きすぎ、心の悩み、痩せすぎあるいは肥満、長期のステロイド療法、

冷え性などの交感神経緊張体質などです。

 

ライフスタイルの見直し・改善を図るとともに、全身調整プラス不妊治療の周期に合わせたアキュラ独自の治療で、交感神経過緊張を是正、妊娠しやすいお身体作りをしていきませんか?

 

参考文献: 自律神経と免疫の法則 (安保徹 氏)

 

鍼灸師

鈴木麻希子

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