生理周期に合わせた養生法 – その3

妊活応援ブログ | 不妊鍼灸治療のアキュラ鍼灸院

妊娠力を高めるためには、女性の本来もっている体のリズムを目覚めさせ、ホルモンバランスを整えることが大切です。

本来持っている体のリズムを整えるためには

  • 「生理期」には不要になった子宮内膜をすっきり排出し、再生と修復を促します。
  • 生理が終わってから排卵までの「卵胞期」は質のいい卵がからだのなかで育つように十分な栄養を与えます。
  • 排卵後から次の生理までの「高温期」には体を温めて受精卵が着床しやすくします。

以前、
生理周期に合わせた養生法 – その1
生理周期に合わせた養生法 – その2
として、生理期と卵胞期の養生法をお伝えしましたので、今回は高温期の養生法についてお伝えいたします。

目次

高温期の養生法

血流が良いと子宮内膜があたたかく保たれるため受精卵にとって居心地の良い状態となります。体を温める作用の強いもの(根菜類の野菜、しょうがやニンニクなど)をたべて、からだの内側から温めましょう。冷たい飲み物や食べ物もとらないようにします。

受精してから子宮に着床するまではだいたい1週間くらいといわれています。高温期の後半はすでに受精卵が着床している可能性もあるので、ジョギングやエアロビクスなどの激しい運動ではなく、ストレッチや買い物ついでのウォーキングなどがおススメです。

東洋医学では首の付け根の後ろのところから冷えは侵入すると考えられています。ここが冷えると、体温コントロールを行う脳への血流が滞るため、からだがより冷えやすくなってしまいます。今の季節は特に電車やオフィスなど、あらゆるところで冷房がきいていますね、ストールやスカーフなどでこの部分はしっかりガードしましょう。また、生理期と同じように下半身も冷やさないよう注意しましょう。

生理期、卵胞期、高温期と3回にわたって養生法をお伝えしてきました。

”女性の本来もっている身体のリズムを回復させる” というと、漠然として何をして良いかわからなくなってしまう人も多いと思います。
大事なことは、自分の生理や基礎体温などをチェックして、まずはからだの乱れに気がつくこと。
そして、気付いた人はまずは生活のリズムを整えることから始めてみましょう。
もしも自分のからだの乱れがよくわからない、という場合はぜひ鍼灸師に相談してみてください。
客観的に身体の状態を診させていただいて、アドバイスができると思います。

今回お伝えしたものは、どれも日常生活の中のちょっとした工夫で出来る事ばかりです。
妊娠力を高めるために、今日からはじめてみませんか。

石橋

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