前回の精力がアップする食材「スルメ」に引き続き、今回も手に入れやすい「ニンニク」をご紹介いたします。
スタミナ食材といえば、多くの人がそのひとつとして「ニンニク」を思いつくと思いますが、古代エジプト時代に、ピラミッド建設に携わった労働者がスタミナをつけるためにニンニク、玉ねぎを食べていたというのも有名な話です。
小泉武夫先生の著書「絶倫食」の中にも「歴史も証明、ニンニクのすごさ」という項があります。
ニンニクはアリシンやスコルジニンという強い殺菌力、強壮作用を持ち、筋肉疲労や炎症、冷え症、不眠を癒してくれるだけではありません。アルギニンという成分が精力アップにも効果をもたらします!
本文によると、
「精力効果の一つは「アルギニン」というアミノ酸の一種で、この物質は動物の精子に共通して多く含まれています。特に前立腺や精嚢に在って、その含有量と男性ホルモンであるテストステロンの含有量とは平衡することが知られています。
有名な「ホルトの実験」によって、アルギニンを欠くと男性の精液中の精子の数が減り、逆にアルギニンを与えると正常な数に戻ることがわかりました。精子タンパク質は、このアルギニンが骨格となってヒストンやプロタミンを構成しているのです。
そこには、80パーセント以上のアルギニン窒素が使われていますので、精子を作るのにいかにアルギニンが深く関わっているのがわかろうというものです。」
ニンニクには、このアルギニンがとても多く含まれていますが、他にも大豆製品、鰹節、らっかせい、しらす干し、くるみ、アーモンド、トトロ芋(自然薯、長芋、大和芋)にも多く含まれています。
においが気になる・・・。
でも、それには代えがたい魅力的な効能・・・。
特に寒い今の時期には、上記成分のスコルジニンが毛細血管を拡張して、血行を良くし冷えも改善もしてくれます。(この血管拡張作用が、強壮にも関係します!)
休日前はにんにく料理!
仕事がある平日は、大豆製品、ナッツ類で毎日少しずつ精力を補充していきましょう!
鍼灸師 中嶋 恵子
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