今日は「男性にこそ読んでほしい!不妊治療に関する基礎知識」ということで、本日は月経周期に関する情報をお伝えしていきます。
なぜ「男性にこそ読んでほしい」のか?
すべての男性に当てはまるわけではありませんが「女性側と男性側で不妊治療に対しての温度差があることが多い」点にあります。
妊娠するということは、女性一人の問題ではなく、夫婦二人でたずさわっていくものです。
治療の負担が大きくなるのは女性側であることが非常に多いです。
努力を続けている奥様を支える第一歩として、女性の身体のことを知るということも大切なことではないでしょうか?
上記の思いもあり、これから数回に分けてご紹介していければと考えています。
夫婦間での温度差についての詳細に関しては、下記のブログをご覧ください。
「不妊で起こる夫婦の温度差」
女性のみなさん、ぜひパートナーの方にもこちらのブログを教えてあげてください。
それではさっそく内容に入っていきましょう。
月経(生理)とは、約1ヶ月の感覚で起こる、子宮内膜からの周期的な出血のことをいいます。
※ソフィホームページより引用
子宮内膜とは、子宮の内側を覆っているものをさします。
月経周期により、子宮内膜は少しずつ厚みを増していきます。
月経周期は「月経期(生理期)」「卵胞期(増殖期)」「排卵期」「黄体期(分泌期)」の4つの期に分けられます。
一つ一つの特徴を見ていきましょう。
月経期(生理期)
子宮内膜の「機能層」というところが壊死、剥離して子宮の外に排出される、いわゆる月経が行われる時期です。
卵胞期(増殖期)
子宮内膜の機能層という部分の増殖、肥厚が促されます。
赤ちゃんを迎えるための、ベッドの骨組みが作られるようなイメージです。
排卵期
卵巣の中で成熟した卵胞から、卵子が出てくることを「排卵」といいます。
出てきた卵子に精子が受精し、卵管を通って子宮内膜に着床すると妊娠となります。
分泌期(黄体期)
子宮内膜を着床に適した状態にする時期です。
卵胞期で作られたベッドの上に、ふかふかのお布団が敷かれるようなイメージを持っていただければ分かりやすいかと思います。
受精、着床すれば、そのまま赤ちゃんを育てるベッドとなりますし、受精しなければ、新しいベッドを作るため、子宮内膜が剥がれ、体外に排出される(月経期)というサイクルを辿ります。
この経血を体外に排出する働きを月経(生理)といいます。
上記の現象が、女性の体内では毎月休みなく行われているんですね。
月経のない男性からするとピンと来ないかもしれませんが、ぜひ関心をもっていただきたいところです。
月経周期の大まかな流れはご理解いただけたでしょうか?
また少しずつ内容を深めていければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献
病気が見えるvo.9 婦人科・乳腺外科 第3版
鍼灸師 早川
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