みなさま、こんにちは。
一時の暑さもピークを過ぎて、過ごしやすい日が多くなってきましたね。
今日は、「卵管閉鎖(閉塞)」の原因についてお話ししたいと思います。
卵管閉塞についてはコチラ!
まだ本格的な妊活前でお体をあまりチェックしてない方々、要チェックです。
原因①クラミジア
とても有名なSTD(性感染症)のひとつで、日本で最も多いSTDと言われています。
感染原因:原因菌(クラミジア・トラコマチス)の感染
感染部位:性器、口、目
感染経路:性交渉(口腔性交・キス含む)
非常に感染率が高く、1回の性行為による感染率は50%とも言われているが、
菌自体は非常に弱く、人体外ではすぐに死んでしまう為、性交渉以外での感染は皆無
自覚症状:男性=尿道炎が最も多い
女性=おりものに多少の変化があるものの自覚症状に乏しい
女性は自覚症状に乏しいため、感染に気づかないことが非常に多い感染症です。
自覚症状の無いまま骨盤内炎症性疾患(PID)などに発展し、骨盤内臓器の癒着を引き起こします。
※骨盤内炎症性疾患(PID)については、又の機会に解説させていただきますね★
原因②淋病
こちらも有名なSTD(性感染症)のひとつです。
感染原因:原因菌(淋菌)の感染
感染部位:性器、口、目
感染経路:性交渉(口腔性交・キス含む)
非常に感染率が高く、1回の性行為による感染率は30%とも言われているが、
菌自体は非常に弱く、人体外ではすぐに死んでしまう為、性交渉以外での
感染は皆無(しかし、家庭内でのタオルの使い回しでの感染報告あり)
自覚症状:男性=淋菌性尿道炎で痛みを伴う(最近、無症状のものの報告あり)
女性=子宮頚管炎を起こすが、自覚症状に乏しい
こちらの感染症もクラミジアと同様、女性は自覚症状に乏しいため、感染に気づかないことが非常に多い感染症です。
自覚症状の無いまま骨盤内炎症性疾患(PID)などに発展し、骨盤内臓器の癒着を引き起こします。
原因③その他
以下のような膣炎も、原因の一つになりうると考えられています。
炎症性膣炎
細菌性膣炎
カンジダ膣炎
トリコモナス膣炎
無症状ゆえに見過ごされている感染症が主な原因であることがお分かりいただけたでしょうか?
早期発見早期治療には、何よりも検査が大切です。
そうは言っても「クラミジア/淋病の検査に行くの恥ずかしい・・・」
そんな方は、ブライダルチェックはいかがですか?
最近は「ブライダルチェック」という名称で様々な検査と抱き合わせで、クラミジアや淋病の感染もチェックできる仕組みがあります。(ブライダルチェックといっても、結婚前しか受けられないわけではありません★)
主に婦人科などで受けることができるので、気軽に受けてみてはいかがでしょうか?
鍼灸師 平井 香菜
参考引用:厚生労働省(性感染症)
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