この時期、浮腫みに悩んでいる方が沢山いらっしゃいます。
体質、職業上、内臓からくる浮腫み等、原因は様々で時間帯によっても浮腫む場所が変わってきます。
「重力」の関係で、日中活動している時は上から下へと水分が流れる為、夕方に足が浮腫みやすくなります。
逆に寝ている時は、身体の中心部に水分が戻ってくる為、上半身やお顔が浮腫みやすくなります。
浮腫みに対して、自宅でできる事はリンパを意識して行うマッサージです。
リンパ液とは
リンパ液は、全身を巡って要らなくなった老廃物等を下水道のように回収する働きがあり、最終的には鎖骨の下の静脈に流れ込み心臓へ送ります。リンパ液が通る管をリンパ管と言い、リンパ管が合流する所をリンパ節といいます。
リンパ液は最終的には静脈に合流するので、身体に病原菌を侵入させないよう、フィルターのような役割をリンパ節が行ってくれています。
リンパ節は全身にとても多く存在しますが、このリンパ節は滞りやすい場所でもあります。
リンパ節の方向へマッサージをする事が浮腫みにはとても効果的です。
顔の回りでリンパが停滞しやす場所
① 毛穴の汚れとともにリンパも停滞
② 耳下腺リンパ節
③ 顎下リンパ節
④ 鎖骨リンパ節(左静脈角)
⑤ 鎖骨リンパ節(右静脈角)
⑥ 腋窩リンパ節
上記のリンパ節にちゃんとリンパ液を流してあげましょう。
顔セルフリンパマッサージをご紹介
お顔のマッサージは、流す方向を意識するだけで効果がより出ます。
いくつかご紹介します。
まず、手は、第2・3・4指の指の腹を使っていきます。お顔は繊細な場所ですので、優しく行ってくださいね。
① 目の下のくま・眼精疲労・眉間のシワへアプローチ
② フェイスラインをスッキリさせたい時は、矢印の方向へマッサージ!
※ここはとても重要な場所です。
鎖骨のところには、静脈が交わる場所があり、そこに最終的に集まったリンパが流れ込みます。
右の鎖骨の所には、右の上半身のリンパが流れ込み、左の鎖骨の所には、左の上半身+下半身の全てのリンパが流れ込むんですよ。
自宅でのセルフケアをしていただくと美容鍼の効果も持続しますので、是非お試しください。
鍼灸師 中村 早耶香
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