平畑光一医師から学ぶコロナ後遺症の実際と臨床

平畑光一医師から学ぶコロナ後遺症の実際と臨床

先日、東京都鍼灸師会臨床セミナーへ参加してまいりました。

今回はコロナ後遺症、コロナワクチン後遺症の権威、ヒラハタクリニック院長平田光一医師をお招きし、コロナ後遺症の実際と臨床について、講義いただきました。

コロナ後遺症の典型的な症状
・入浴すると一日寝込む
・一時間の散歩の翌日から3日間、ほぼ寝たきりになった
・ドライヤーをもっていられない
・かぼちゃを切ろうと力をいれたらだるくなって1日寝込んだ
・体のあちこちが痛むのに、検査で異常がでない
・CTで異常がないのに、家の階段を上がるだけで息が切れる
・3m小走りをしただけで一週間明日痛む

現在、コロナ後遺症の検査を行う医療機関はあっても、正しく診断できるところは多くなく、新型コロナ後遺症の可能性を否定され、「気の持ちよう」と鼻で笑われるような扱いを受け続けている患者さんが増えており、その結果、精神科へ受診されるかたも増えています。残念ながら、適切な治療や投薬ができる医師の数は非常に限られている現状があり、その状況を少しでも改善したいとという切実な思いから、今回鍼灸師に向けて講義を行っていただくことになりました。

日本のコロナ感染者数は2023年5月7日現在、約3,380万人と言われています。仮にその10%が後遺症になっているとすると、約338万人。適切に検査がうけられなかった方々を含めると、さらに多くの方が羅漢している可能性があり、一説では500万人に上るのではないかともいわれてます。糖尿病患者の数が300万人なので、その数の多さがうかがえると思います。

平畑医師はご自身で試行錯誤を繰り返し、経絡治療と生活指導で、コロナ後遺症が驚くほど治せる方法にたどりつきました。その施術をすぐに取り入れ、現場に生かすことのできる素養を兼ね備えているのが鍼灸師であると確信し、現在自身のクリニックにおいても、鍼灸師を採用し、治療にあたっています。また、その効果的な治療を一人でも多くの鍼灸師に知ってもらい、コロナ後遺症で苦しんでいる方々を救えることができればと考えていらっしゃいます。苦しんでいる患者さんの人生、またその家族の救うことができると医術の普及を望んでいます。

私も今回学んだことを患者様へ実践したところ、多くの患者様に喜んでいただくことができました。

平畑先生が開発された経絡治療とは、鍼やお灸を使うことなく、「プチリラク」というマッサージ機を利用する方法です。コツをつかんでしまえば、患者様ご自身もセルフケアの一環としてご利用いただけるものです。

当院では平畑医師より直伝いただきました経絡治療の他に、YNSA(山元式新頭針療法)、低出力レーザー治療法、カッサ療法など色々な手技を組み合わせ、さらに相乗効果を発揮できるよう日々研究を重ねております。

最後に、私たちは一人でも多くのコロナ後遺症を抱えながら妊活に取り組んでいる方のお力になりたいと考えております。妊活中でコロナ後遺症からくる倦怠感、慢性疲労、その他さまざまな症状でお悩みのある方に前向きに妊娠に向けて取り組めるよう、伴走させていただきたいと考えております。一人になりがちな妊活。悩まずにご相談ください。

アキュラ鍼灸院 院長 徐 大兼

平畑光一医師から学ぶコロナ後遺症の実際と臨床

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