4代目鍼灸師 – 中国人の祖父からもらった「医は仁術」に込められた想いとは。

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じんしんじんじゅつ

「仁心仁術」

この色紙は私の祖父が生前に書き残したものです。上海出身の祖父、第二次世界大戦や内戦を経て、台湾から日本へ移住しました。まさに激動の人生を送ってきた人です。その祖父が、生前日本鍼灸師会の会長、故中村万喜男へ贈った色紙はいま、私の院の受付に飾ってあります。

私の父が鍼灸師になった理由や私の生い立ちについては こちらをご覧ください。

この色紙は中村先生がお亡くなりになるまえ私に託されました。

「あなたの祖父様は私にこの色紙を託しました。私の時代はもう終わり、これからはあたなの時代です。祖父様の残した言葉を肝に銘じ、医道に邁進してほしい」

こうおっしゃられて、私の祖父の色紙が私のところへとめぐってきたのであります。

儒教倫理では、「仁」を最高の徳目と位置づけています。「仁心」とは人間の愛情に基づく「真心」「情け深さ」「慈しみ」などを意味します。「仁術」とは「愛に基づいて施されるわざ・方法・手段」という意味です。

医師の基本姿勢として思いやりのある愛の心で、患者を助けることを本文としなさい。自己利益に専念してはならない。多くの人々に感謝され、喜ばれる医療人を目指しなさい。天国にいる祖父は私にそのような医師になることを強く望んでいるに違いありません。

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