子宝の治療をしていると、ご夫婦ともにたくさん悩んで困り果ててしまわれることが多々あります。
ふと思考がぐるぐると負の連鎖に入りかけてしまったあなた!!
「あぁどうしよう」と休みの日をネットサーフィンやただ悩むことだけに消費しないようにお気をつけください。
止まらず動く、というのは何も無理に即断即決を推奨している訳ではありません。悩んで止まってしまうと、思考も身体も止まるのです。
それは私たちだけでなく、偉大な先人たちもたくさん言葉を残しています。今のご自分と照らし合わせてご覧になってみてください。
「案ずるよりも生むが易し」
あれこれ悩むよりも、取り越し苦労をしないよう動いてみると解決することもあるかもしれないよ、というおばあちゃんから聞いたことのあるような言葉ですね。
An attempt is sometimes easier than expected.(英語版)
「幸せだから笑うのではない 笑うから幸せになれるのだ」
幸福論で有名なアランの言葉です。他にもアランはこうも言っています。「緊張するのならあくびをすればいい。すると身体は今はのんびりしている時だと勘違いしてくれる」
「喜べば気緩まる。思えば気結る。」
(素問より一部抜粋)*中国古典の1つです
元気の「気」も思い悩みすぎるとぐるぐる回って消化不良みたいにずっとお腹に停滞します。そんな時は動けば良い、笑えば良い。身体でも、気持ちだけでも動かしてみると気は動き頭もスッキリしてくるかもしれません
「恐怖は常に無知から生じる」
(エマーソン)
「恐ろしいのはよく知らないから」ということを知らない
「恐怖を作り出しているのは自分の想像」ということを知らない
「必要以上に恐れるのはよくない」ということを知らない
ただし、無知でなくなろうしても情報は正しいところから得ましょう
「運命がレモンをくれたらそれでレモネードを作る努力をしよう」
(D・カーネギー)
「不幸を幸せに変える」と言うと、すごく難しいことだと思う人もいるでしょうが、それを心がければけっこうできるようになるものです。
すっぱいレモンは、美味しさを引き立てるスパイスにもなります。
幸せが引き立つのは不幸があるから、と考えることもできそうです。
「ひとりで考えていると堂々めぐりするだけの悩みごとも、文章に書くと、整理されてくる」
(斎藤茂太)
人というのは、自分でついさっき言ったことも意外と本心と少しずれていたりします。わからない、ということほど不安と欺瞞を掻き立てるものはありません。思っていることを少しでも書き出してみるとあなたがそこに映るかもしれません。
「すべての悩みは対人関係の課題である。仙人のような世捨て人でさえも、実は他人の目を気にしているのだ」
(アルフレッド・アドラー)
「これがうまくいかなかったらどうしよう」だけでなく、うまくいかなかった先の誰かとの関係を恐れているのであれば、解決すべきこと、対処すべきことが変わることもあります。
「私たちはこの世では大きいことはできません。小さなことを大きな愛でするだけです」
(マザー・テレサ)
有名なマザーテレサの言葉です。あなた自身の中に今、愛を感じていますか?
いかがでしたでしょうか。先人・偉人の言葉は、必要としている時にこそズシッと感じられることもあります。何か1つでも心に触れる言葉がありましたら幸いです。
鍼灸師 西村 亮二

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