こんなご時世にも、子宝にも『亜鉛』を!

近年、国民健康・栄養調査でも亜鉛が不足していることがわかっています。
また、血中銅濃度が高く、亜鉛濃度が低い妊娠率が低下することも研究で発表されています。
不妊治療の中では、銅亜鉛検査が最近行われていますのでこれで測ることができますね。

厚生労働省が推奨している亜鉛の摂取量は
成人男性:10mg/日
成人女性: 8mg/日 (妊婦中:10mg 授乳中:11mg) です。

【Q :なぜ妊活に亜鉛が必要?】

A:
(1)細胞分裂や増殖に必要不可欠なミネラルであり、ホルモンや蛋白質合成DNAの合成に影響を及ぼします。

(2)男性の場合はテストステロンの生成に関わっています。
亜鉛欠乏による精子形成障害の原因として酸化ストレスおよび
アポトーシスの増加によるテストステロン産生の減少が示唆されているそうです。

(3)銅が子宮内膜に沈着していると着床を妨害すると言われています。
銅と亜鉛は同じチャンネルから血中に取り込まれており、
互いに打ち消し合うシーソーの様な仕組みになっています。
亜鉛が多いと銅の吸収が抑制され、銅が多いと亜鉛の吸収が抑制されるということです。
日本の食事は銅摂取が多いとされています。つまり亜鉛が欠乏しています。
銅亜鉛比は1.60未満が理想です。

ただし、亜鉛を摂れば摂るほど良い!という訳ではありません。
亜鉛の過剰摂取は、銅の吸収の妨げになってしまいます。(*銅は赤血球の形成などに必要です)

GOOD

牡蠣、お肉(レバー,牛肩ロース,牛もも肉etc)、帆立貝、うなぎ、玄米など

NG

食品添加物やレトルト:ポリリン酸などを含む添加物は、亜鉛の吸収を阻害します。

コンビニやカップ麺などを控えましょう。
フィチン酸:未精製の穀類や豆類に含まれます。
大豆製品が多く出回っていますが、摂り過ぎは亜鉛の吸収率を下げます。
(*納豆やお豆腐はOK)
・その他:カルシウム、乳製品(カルシウムを含む)、食物繊維、
コーヒー、オレンジジュース、アルコールなども亜鉛の吸収を妨げてしまいます。
→よってベジタリアンやビーガンの方は、亜鉛が不足しやすい状態になります。

亜鉛不足はEDや、免疫力低下にも繋がることがわかっています。
また、Th1/2比のアンバランスをも引き起こします。
数値がギリギリの方は亜鉛が不足しない様に気をつけなければなりませんね。

亜鉛を”増やす”足し算は簡単にできそうですが、NGなものを”減らす”引き算も大切ですね。
足し算だらけは、体にも負担がかかります。

まずは簡単にできる、“減らす”引き算から始めてみませんか?

鍼灸師・不妊カウンセラー 梅田 菜緒

[参考]
・亜鉛欠乏症の診療指針2018/一般人社団法人日本臨床栄養学会

・リプロダクションクリニック/松林秀彦先生のブログ
銅亜鉛と着床の関係

・BMC Research Notes
Is a high serum copper concentration a risk factor for implantation failure?

・アキュラ鍼灸院ブログ
銅亜鉛濃度 ピルの長期服用が銅濃度を高める

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