病院へ通っても妊娠できない人の傾向

「体外受精を行えば比較的早期に妊娠に至る」と考えている女性は少なくありません。しかし、複数回の不成功(いわゆる反復不成功)を経験する中で、生殖補助医療のみでは解決できない要因が存在することに気づき、自身の身体状態を見直す必要性を自覚され鍼灸院を訪れます。

妊娠・出産は、卵子や精子といった局所的な要素のみで成立するものではなく、全身の恒常性(ホメオスタシス)が適切に保たれていることが前提となります。

特に、「十分な睡眠が確保されているか」「必要な栄養摂取が行われているか」といった、生命維持の根幹となる生理機能は極めて重要です。

これらの基礎的な生理メカニズムを十分に評価しないまま、卵子・精子・胚といった要素のみに介入を行っても、必ずしも良好な転帰に結びつくとは限りません。

睡眠と食事が安定していることは、生命を維持し、次世代へと命をつなぐうえでの最低限の条件といえます。

これらが十分に満たされていない状態、あるいは体外受精を実施しても結果が得られない状況においては、改めて自身の身体全体と向き合う時期に来ている可能性があると考えられます。

実際の臨床においても、不眠の改善や生活リズムの是正を通じて、内分泌環境や自律神経バランスが整い、結果として妊娠に至るケースは少なくありません

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