鍼灸効果の検証:体外受精を行う女性のストレスレベル、血管緊張をRCTによって比較検討

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本論文は客観的に鍼灸の効果検証を行うためデルファイ法を用いて、体外受精を行う女性のストレスレベル、血管緊張をRCTによって比較検討したものです。

『Effects of a Delphi consensus acupuncture treatment protocol on the levels of stress and vascular tone in women undergoing in-vitro fertilization: a randomized clinical trial protocol』

『IVFを行う女性のストレスレベルと血管緊張の鍼灸プロトコルデルファイ法での評価』

BMC Complementary and Alternative MedicineBMC series – open, inclusive and trusted201717:197

DOI: 10.1186/s12906-017-1693-4

要約:鍼灸のIVF患者に与える影響については不統一な鍼灸プロトコールのため、そのデータの解釈などについて、困難を極めたため、正しく鍼灸効果を検証するためのデルファイ法が2012年に構築された。しかし、この方法を使った臨床論文はいまだ、報告がないため、今回はこの方法を用いて、鍼灸の与える影響について検討することとなった。

鍼灸の介入時期は合計3回だが、介入時期をまず明確にした。また、使うツボについても定めた。

ストレスレベルはPSS Scale (Percieved Stress Scale) を用いる。血管緊張については、血管作動性分子であるプロスタサイクリン及びトロンボキサンを尿中サンプルより検出する。

解説:体外受精に対する鍼灸効果は有効とされるもの、有効でないとされるもの、議論が分かれてました。それは鍼灸の介入時期、回数、使用するツボの位置及び使用ツボ数の違いなど、論文によって変動があった。そのため、正しい評価が困難であった。

今回の調査は時期・ツボの位置・ツボの数など、できるかぎり再現性のある治療を試みている。どのような結果になるのか、楽しみです。

この論分の結果は2017年11月ごろ発表される予定です。

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