急増!スマホ腱鞘炎って?

妊活応援ブログ

僕はスマホになりたい」衝撃的なタイトルです。内容も思い当たることがあり・・・私も自分の生活を顧みました。
スマホで起きる弊害は人とのコミュニケーションだけではありません。
患者様とお話ししていると良く伺うプチお悩み・・・心配なこと、病院のこと、不妊治療のこと…何かと頻繁にスマホで調べてしまう。

無意識に日々握りしめているスマホ。その使い過ぎで手が疲れた。肩が凝った。ということは誰でもあるはずです。
スマホの長時間利用が原因で手首や手指の痛み、腫れなどの腱鞘炎の症状を引き起こしてしまうことも。

これがいわゆる「スマホ腱鞘炎」です!

あるいはその予備軍になり、手首や指のだるさや痛みや症状に悩まされつつも、「それでもやめられない」というのが、日常生活に浸透したスマホの困った点です。

目次

スマホが体に与える悪影響って?

一般に腱鞘炎を治すには、その原因となるものから遠ざかることが必要だと言われています。
しかし、今や生活必需品、毎日使わざるを得ない方も多いです。そのため、手・腕の負担を減らせないケースも多くなっているのです。
具体的にスマホ長時間使用の何が良くないのでしょう?

スマホ操作を片手で行う

スマホ操作は片手で行うことが多いものです。
例えば、右手にスマホを保持しつつ、右の親指で操作を繰り返していたとします。この動きを頻繁に行っていると、筋肉の使い方にも偏りが生じます。具体的には利き手の母指球筋群、手根管、手・腕の関節や筋肉に負担が掛かり続けているのです。

特定の関節を曲げている時間が続く

スマホ操作しているとき複数の特定の関節を曲げた状態に保持しており、手・腕の筋肉血流が滞り凝ってしまします。
ずっと同じ状態で保持せず、指を思いきり広げたり、肘をしっかり伸ばしたりストレッチを入れると腱鞘炎予防になるのですが・・・。

自然に頸、肩、腕の筋肉が緊張しやすい姿勢になる

スマホを使用している時の姿勢はどうでしょう?
スマホを持っている時、スマホを持つ方の肩が前方へ巻き込むような位置にありませんか? しかも胸側筋肉は収縮、背側の筋肉は伸びきった状態が長時間継続します。さらに、頭もうつむき加減になることで、首の筋緊張も起こります。

スマホ腱鞘炎チェック法

さて・・ここでスマホで酷使する利き手親指,皆様の腱鞘炎度をチェックする簡単な方法をご紹介します。
3秒で出来るテストです。すいすいスマホをフリックする手をストップ、一緒に試してみませんか。

1.まず、利き手の親指を他の指で握るようにして握り拳を作ります。

2.1で作ったゲンコツの小指側が床を向くようにしながら、ゲンコツを握っている腕をぐっと!真っ直ぐ前に伸ばします。(ゲンコツを縦にして突き出す感覚です。)

3.腕を真っ直ぐ前に伸ばしたまま & 親指を握ったまま、縦に突き出しているゲンコツをぎゅっと!手首小指側(床側)に倒します。肘はまっすぐのままお願いします!

スマホ腱鞘炎

画像は手の 外科の館 より。

4.この3の動作を行った際、握っている親指の根本〜前腕にかけて痛みが走るようならば・・・この痛みは、腱鞘炎か、その予備軍!ということになります。

なお私村越は右手のみ肩口のあたりまで痛みます…なんということでしょう・・・ちなみに日ごろスマホは右手のみで操作しております。

スマホ腱鞘炎の予防と治療法

まずは腱鞘炎の原因、スマホの使用時間を減らすことが予防であり一番の治療です!

でも使わなくてはいけないとき・・・

そんな時はぜひスマホを机に置いて使いましょう。持ち手の手首に掛かる負担が軽減、 手首の腱鞘炎予防に繋がります。そして利き手でない手と交互に使うとなおよいです!

また、タッチペンを使いスマホを操作することで、利き手の親指に掛かる負担が軽減。親指の腱鞘炎予防に繋がります。
急性期の熱を持った腱鞘炎は保冷剤で冷やし、サポーターなどで固定するのが有効です。

腱鞘炎、というほどでなくても慢性的にスマホによる凝りや疲れがある場合、筋肉の緊張をほぐすことにより痛みが軽減します。ストレッチも有効です。勿論鍼灸でも痛みをやわらげることができますよ。また、入浴時手もしっかり温め、血行を良くするのもお勧めです。

この手の痛みや凝りって・・・スマホのし過ぎ?

そのお悩み当院でも治療可能です!また効果的なストレッチ、生活習慣などもお伝えします。ご来院時にご相談くださいね。

鍼灸師 村越 麻紀子

執筆者紹介

鍼灸師 村越 麻紀子
鍼灸師 村越 麻紀子

プロフィール

アキュラ鍼灸院鍼灸師 村越 麻紀子

千葉県生まれ。私は小さい頃から母の肩をたたくのが好きでした。大学卒業後、教授秘書として就職するも、母の「楽になったよ。ありがとう。」と喜んでくれた笑顔が忘れられず、「人の体をこの手で癒す仕事がしたい!」と言う一心で鍼灸師になりました。沢山の患者様の笑顔に触れ、そして自分の家族が出来た今もこうして大好きな仕事が続けられてとても幸せです。 この先も患者様の為に日々研鑽を積みたいと思っています。

趣味は海外の方との交流を通じて世界の文化に触れる事。都市建築や美術館巡りも好きです。古く伝統あるものに心魅かれます。

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