開業して13年目。一人目、二人目、そして中には3人目まで当院で授かっている方もいらっしゃいます。(さすがに4人目はまだおりませんが。)
先日1人目、2人目を体外受精で授かった方が、3人目を自然妊娠したケースがありました。一人目は仕事と不妊治療の両立を一生懸命頑張りながら、鍼・お灸・サプリメントでお体を整え妊娠することができました。
二人目は仕事+育児をしながらの移植でした。採卵をせずに済んだのがなにより良かったと思います。二人目不妊で子育てをしながら、そして仕事をこなしながらの誘発、採卵はかなりの負担になると思います。不妊治療に通うだけで体力を消耗してしまうかたが多いようです。
産後半年ぐらいで授乳を終え、当院へ体調管理のために治療にお見えになり、2回ぐらいの生理周期を整えたのちの移植で妊娠されました。
そして3人目。実は小さいお子さん二人の育児とと仕事に追われ、うつ状態を改善するために来院されました。ご主人も毎晩帰りが遅く、家事・育児は全くしてくれません。また、職場はほどんど子供のいない女性で構成されており、彼女の育児時短についての周りの理解がありません。
話をきいたところ、育児が本当に大変だ、、と。そして仕事も人間関係が辛い、、、と。その状態ではカラダを絶対に壊してしまうとお伝えしたところ、会社を退職。体調管理と育児のみにしばらく専念することができ、みるみるうちに体調が回復していきました。
そんな中でのびっくりの3人目。一人目がなかなか授からなかったため、体外受精で最初の2人の子供を授かっています。だからまさか自然妊娠するとは思ってもいなかったのではないでしょうか?
「自然妊娠できるんだったら、最初のあの辛い不妊治療を何だったのでしょうか?私はもしかしたら最初っから不妊治療は必要なかったのではないかしら?」と聞かれましたが私なりの解釈を彼女へ伝えました。
「人はその時々で自分のもっている色々な情報をもとに、最善の決断を下すものだと思っています。ですからその時点のあたなの環境(仕事、家族、体調など)では、それが必要だったと思います。今思い起こしてみると、色々と反省があるかと思いますが、それがその時のあなたの下した最善な判断だと言えると思います。明日なにが起こるかわからないなかで、決断を下していかなければならないのです。今回自然妊娠できた理由はココロとカラダに余裕ができたから。体調も良くなり、生理周期が整ったから。神様からのご褒美だと思って、自分のカラダを大切に、育児を楽しむ準備をしましょうね!」
そうお答えしました。
改めて思います。心と体に余裕があることの重要性。
院長 徐 大兼
執筆者紹介
アキュラ鍼灸院院長 徐 大兼(じょう たいけん)
妊活は、時間との闘いでもあります。その大切な時間を一秒たりとも無駄にしたくないと私たちは考えています。妊娠する能力を高め、より早く結果を出すことをお手伝いすることが私たちのミッションです。
不妊鍼灸でお腹の凝りをほぐし、子宮・卵巣本来の力を引き出します。また、身体の不調と自律神経を整え、卵巣への血流を促進し、卵巣機能改善サポートを行います。
不妊治療中の不安をお聞きしながら、「妊娠しやすい身体」になるため、全力でサポートします。
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