先月のNHKニュースで
体外受精、治療を受けた女性の4割超えが40代というニュースがありました。
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/227596.html(リンクは終了しております)
これは日本産科婦人科学会のまとめで、2013年に行われた体外受精の件数36万。
8000件余りのうち、40歳以上で治療を受けたケースが初めて4割を超えたという報告でした。
2013年に国内の医療機関で行われた体外受精の件数は36万8764件。そしてそれは10年前の3.6倍で過去最多を更新、治療を受けた女性の年齢が40歳以上が41%。最終的に出産に至ったのは
35歳で17.2%
40歳で8.3%
45歳で0.8%
ということでした。
そしてこの数値は
生産周期数(出産に至った周期数)÷総治療周期数
で求めた値のようです。つまり総治療周期数には胚移植できなかった周期も含みますので、卵が取れ、移植に至ってからの生産周期数の割合は
30歳30.7%
35歳26.7%
38歳20.6%
40歳14.9%
43歳 5.5%
45歳 2.1%
48歳 0.8%
となります。
http://www.jsog.or.jp/
この妊娠率を高いと考えるか、それほど高くないと考えるかは人それぞれだと思います。また36万件以上の体外受精を行っている日本は世界一不妊治療を行っている国だと言われています。他の先進国には提供卵子や養子など体外受精以外の選択肢があることもその一因かもしれませんが、正しいデータを知った上で、治療をするかしないか、するとしたらいつまでするか。ご夫婦でしっかりと検討することが大切ではないでしょうか。
鍼灸師 石橋 朋子
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