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原因不明 – 難治性不妊について

累積臨床妊娠率とは繰り返し治療をしていくなかで、どれぐらいの人が妊娠(胎嚢確認)に至るかを表した数値です。そしてある回数を超えると限界曲線を描き、それ以上治療を継続しても結果が見込むことが難しいことを意味します。

AIH(人工授精)では6回、7回実施で90%近くが妊娠。IVF(体外受精)では5回、6回の移植で90%近くが妊娠。残りの10%の人はその後何度繰り返しても妊娠することは極めて低いことを意味しています。もちろんゼロではありませんが、限りなく確率は低くなります。

私が懇意にさせていただいている産婦人科クリニック さくら のデータによると「初回の人工授精で26%、以後、2回目、3回目、4回目までは約17%ずつ妊娠されている方が増え、5回目からはこの伸びが鈍化し、6回目で92%に達します。」

ですから、AIH(人工授精)は6回、7回以上続ける意味がありません。妊娠するであろう人はそれまでに妊娠しているからです。卵管や卵巣の因子、また受精障害がある可能性が高いため、体外受精など、高度生殖医療の適応になります。

ところが体外受精へステップアップしても思うような結果が出ない人が沢山います。限界曲線に達してしまった人を私は難治性不妊ととらえています。

何回採卵しても妊娠まで至らない。
何度移植しても着床しない。
着床しても化学流産、もしくは8週目以前に流産してしまう。

様々な検査をしても原因不明。

妊娠には様々な要素が絡んでいます。原因が特定できないケースが大変多いです。
原因探しに疲れ果ててしまう人も多いのではないでしょうか?

限界曲線に達してしまった人は、同じ治療方法を繰り返えしても、妊娠は難しいです。

もし同じ治療を続けるクリニックに通院していたら、転院をお勧めします。

体外受精の場合、治療のバリエーションはいくつも考えられます。
移植関連では初期胚移植、胚盤胞移植、新鮮胚移植、凍結胚移植、シート法。
刺激法では現在フェマーラや様々なアンタゴニスト法、刺激量の増減、トリガーの方法やタイミング調整があります。
刺激周期で考えるとただ漠然に毎周期採卵するというよりは採卵に向いている周期に採卵することも重要です。
さらに培養方法や培養技術の問題なども考えられます。

腹腔鏡でより詳しく調べる方法もあります。腹腔内洗浄や卵管の洗浄で妊娠しやすくなることも多々あります。

また、自分のカラダと向き合うことも大切です。まじめな人ほど、健康を度外視して、治療に突っ走りがち。

鍼灸、サプリメントをうまく利用して、治療に臨む自分の条件を変えることが必要です。

何も変えなければいままでどおり、限界曲線上にいることになり、それでは結果が望めません。

アキュラ鍼灸院 院長 徐 大兼

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