常備したい自然治癒力を高めるお茶

自然治癒力を高めるお茶

木々の緑も深くなって、窓を開ければ美味しい空気をいっぱいに吸い込みたくなるこのごろです。
今年の春も荒れたお天気が続きましたが、すっかり落ち着いてみずみずしい初夏の時ですね。
皆様、充実した連休を過ごすことはできたでしょうか。

いつもはハードな仕事と家事に追われていても、急がずに、あせらずに、スローな時間を持つこと。それが私たち人間の身体と心には大切なことですよね。
最近の私は、毎朝毎晩、おいしい初夏の空気を吸い込むことが嬉しい日課です。
どんなに時間に追われる日々を過ごしても、ほおっと、自然にとけ込める瞬間なのです。

さて、この時期に多くみられる症状。人によっては年間を通して患っている症状があります。
それは、肩こり、腰痛、頭痛。
そして、食欲がない、不眠、身体がだるい、冷えを感じる。
さらには、イライラする、やる気がでない、何も楽しいと思えない…などなど。

四月から新生活がスタートした人も、五月の連休を迎えて少し気が緩んだところです。
緊張の日々を送っていると交感神経が優位に働き、身体が興奮して常に戦闘態勢になっています。
もちろんそれは不安定な状態。人も大地も宇宙も、すべては陰陽のバランスが保たれていることが大切ですから、興奮状態が続きすぎてリラックスする時間がなくなってしまうと自律神経の働きが乱れて身体も心も病気を引き起こしやすくなってしまいます。

いつもは元気な人。
少し不調だけど、病院へ行くほどではないという人。
すぐに痛み止めなどのお薬には頼りたくないという人。
冷え性の改善など、今後も健康に気をつけていきたいという人。
などなど、多くの人の台所にぜひ常備していただきたいお茶があります。

それが、三年番茶です。
知る人ぞ知るこの番茶は、家庭の常備薬とも言われています。

自然治癒力を高めるお茶

三年番茶とは…三年以上育てたお茶の茎、葉をじっくりと釜入りをして、茎と葉(6:4)の割合で混ぜたものをいいます。茶葉の中にデンプン質が生まれているため、普通の番茶と比べてうっすら香ばしい自然の甘みを感じます。

コーヒーや緑茶、紅茶は身体を冷やす「陰」の性質がありますが、この茶葉は「陽」の性質を持つため身体を温め、新陳代謝を良くしてくれます。三年の間に熟成してカフェインやタンニンがほとんどぬけているので胃にもやさしく、寝る前にも飲む事ができ、毎日飲むお茶にうってつけです。
お肉や脂質を多くとる事で血液が酸性へ傾くことを阻止し、血液の中のいらないものをきれいに掃除してくれますし、収れん性の作用がありウイルスの増殖を抑えてくれたり腸の働きを整えてくれたりします。また、ビタミンCが多く含まれているので美容にも最適です。

このお茶は体質改善としては毎日安心して飲む事ができますし、一番に、自然治癒力をひきだしてくれます。鍼灸も自然治癒力をひきだす治療ですので同じですね。鍼やお灸が効くのではなく、鍼やお灸をした効果が身体へ伝わって、その人の自然治癒力が発揮されることで効果がでてきます。

その三年番茶にちょこっと手を加えて、症状別に飲む事もできます。

  • 三年番茶+大根おろし=かぜの高熱、急性腎盂腎炎、急性膀胱炎、急性中耳炎、耳鳴り、腰痛、肩こり、じんましん、アトピーのかゆみ、鼻炎、動物性たんぱく質やニコチンの解毒に
  • 三年番茶+梅干し=疲労回復、胃腸強化、冷え性、かぜ、神経痛、貧血、低血圧、下痢、頻脈、動機に
  • 三年番茶+ごま塩=細かい事が気になって眠れない不眠(注・頭が冴えて眠れない不眠には不適用)、生理痛
  • 三年番茶+しょうゆ=軽い疲労、リフレッシュしたいとき、胃腸の調子がよくないとき

私もその効能にあやかって、大切な家族にはよく飲んでもらいます。
疲労が溜まりすぎて、ベッドから起き上がれない日曜日。食欲をなくして、顔面蒼白な旦那様へは大根おろし、梅干し、しょうゆをいれて疲労回復を。
お肉や白砂糖の作用が強く出てアトピー肌が悪化した甥っ子たちには大根おろし、しょうが、しょうゆをいれて解毒作用を。
両親が長生きできるように。そして、私自身も元気な毎日を送ることができるように。
私は長引く体調不良から、このお茶にたどり着きましが、朝はすぱっと目覚めることができるようになり、お腹やお尻まわりにぷつぷつと出ていたニキビもなくなってお肌がすべすべになりました。

くせのない味なので、どんな料理ともマッチします。

三年番茶は大さじ2~3と水1リットルをやかんにいれて火にかけ、沸騰したら20分ほど弱火で煮出します。茶こしでこして、美味しく飲んでくださいね。お手軽なティーパックもあります。オーガニックや無農薬のものを選ぶと効果的です。

メディカルコンシェルジュ 清水

自然治癒力を高めるお茶

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