便秘 – 自律神経の重要さを実感する

妊活応援ブログ

最近、自律神経の重要さを実感することが多くあり、様々な自律神経の本を探して読んでいます。自律神経のアンバランスが原因となる不調がたくさんあることに驚かされ、その働きの繊細さに感動しています。そして多くの人たちが悩んでいる便秘も自律神経が原因と考えられているのだそうです。

自律神経には副交感神経と交感神経があります。これらの神経は季節や時間などによって微妙にバランスを変えます。そのバランスがよければ体調も気分もよく、免疫力も上がると言われています。

一般に交感神経が優位だと便秘になるといわれていますが、最近では副交感神経・交感神経のどちらかにかかわらず、片方が極端に優位だと便秘になるということがわかってきました。

副交感神経は「腸の収縮させて便を排泄する」役割を担っています。交感神経が優位になり過ぎると副交感神経の働きが抑制されて腸が収縮できなくなり、便を排泄できなくなります。逆に副交感神経が優位になりすぎると腸が収縮したままになり便を排泄できなくなります。

ではどうやったらこの便秘を解消できるのでしょうか。予約が3年待ちと言われる便秘外来では自律神経由来の便秘には整腸剤を処方するだけだそうです。加えて定期的な運動と食事の改善を指導します。運動しても食事を変えても便秘が治らなかった方も多くいらっしゃるのは事実で、「それで治るなら苦労しない」と思ってしまいますね。でも、ここで大きなポイントとなるのが整腸剤です。どんなに運動をして食事を改善して自律神経が整っても腸内細菌がよい状態でなければ良い排便には繋がりません。そこで、運動と食事に加えて整腸剤を処方するのだそうです。

鍼灸の治療は自律神経のバランスを整えることを得意にしています。運動や食事の改善も患者様と二人三脚で行っていますので、便秘には絶大な力を発揮するはずだと考えていますし、実際改善した方も多くいらっしゃいます。一方でそれでも改善しない方には、ぜひ腸内環境の見直しを一緒に行ってゆけたらと思います。

鍼灸師 草薙 久美子

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