今日は「骨盤まわし」の紹介です。
骨盤内の血流UP
人間は二足歩行のため、ほかの四足動物よりもどうしても骨盤内の血流が悪くなりやすい動物です。
骨盤内の血流が悪くなると子宮や卵巣、精巣などの生殖器の血の巡りも悪くなり、血液によって運ばれるホルモンにも影響を与えるといいます。
赤ちゃんを望む場合は、男女ともに骨盤内の血流をUPすることがひとつのカギです。
全身の血流を促進してくれるのが鍼灸やウォーキングの刺激。
また、骨盤まわりの筋肉を動かし、ダイレクトに血流をUPさせる方法として、「骨盤まわし」もおすすめです。
骨盤回しのやり方
両足を肩幅くらいに開いて、まっすぐに立ちます。
point①内股にならないよう、つま先は並行~やや外にひらく。膝も正面むきに。
②膝は、なるべく曲がらないようにする。
そのままフラフープを回すように、腰をゆっくり床と水平に回します。
自分がコンパスの軸になり、まわりにきれいな円を描くようなつもりで!
左右10回~30回ずつゆっくり、じわ~っと回しましょう。
1分ほどでできますので、思いついた時にやってみて下さい。
どこを意識したらいいのかよくわからない、とおっしゃる方は、コツをつかむまでベルトやストッキング、さらし、タオルなどを腰に巻くと、正しいポジションが分かりやすいですよ。
骨盤まわしの効果
骨盤まわしをすると歪みの矯正効果もあると言われ、ダイエット効果もあるそうです。
血流をUPすることで生理痛や更年期障害への効果も期待できますし、ぎっくり腰の予防にもなります!
<ベリーダンスと、骨盤まわし>
ところで、この「骨盤まわし」
TVで見たときにびっくりしました
趣味のベリーダンスの動きにそっくり…
いや、そのものです。
ベリーダンスは中東を起源とする、太古から続く踊りで、豊穣祈願・母体礼賛などの意味もあるといいます。インナーマッスルを使い、しなやかで女性らしい動きをするので、女性らしいボディラインを作る効果があるといいます。
数年前にNHKの番組でも講座があり、いま日本でもかなり人気があるので、ご存知の方も多いかも知れませんね。
そんな古くから伝わるベリーダンスの動きとそっくりだという事は、二足歩行の人類に共通する、骨盤の血流の重要性を物語っているようです。
CMの合間に、ふとトイレに立った時に、お風呂上りに!
日常にとりいれて、からだを芯からあたためてみてはいかがでしょうか。
鍼灸師 下里
写真はベリーダンス・レッスン/Belly Dance A Exotic Lesson [DVD]より
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