日本IVF学会

acura acupuncture clinic blog

先週末日本IVF学会が盛大に品川プリンスホテルにて開催され参加して参りました。
当院の患者様の多くが通院しているクリニックの院長と名刺交換させていただきました。
田園都市レディースクリニック院長河村寿宏先生、とくおかレディースクリニック院長徳岡晋先生
木場公園クリニック吉田淳先生、はらメディカルクリニック原利夫先生など多くの先生と意見交換をする場をいただきました。

GnRHアンタゴニスト製剤を使う場合、セトロタイド派とガニレスト派に大きく分かれます。各製剤のメリット・デメリットなど聞きました。また、強い刺激、弱い刺激を選ぶ基準についても教えていただきました。刺激法に独自の工夫をされているドクターもいます。また、鍼灸治療についても少しお話を聞かせてもらいました。代替医療について勉強されている先生は鍼灸にとても知識がありましたが、
大多数のドクターは鍼灸って正直”何に効くのか分からない”といった答えが返ってきました。”血流が良くなることは知っているが”、、と。

日本に古くから存在している鍼灸治療をドクターがきちんとした知識をもっていないのはとても悲しいことでもあります。それはそのはず、鍼灸は医学部のカリキュラムにはいっていないし、知ってもらう仕組みが日本にはないからです。

ここ数年WHO主導で鍼灸で使うツボの国際標準化がすすめられてます。多くの国では国策として自分の国の鍼灸医療が有利になるよう、戦略をたて、しかるべき人材を国費で投入しているのに対し、日本では業界団体が対処に追われています。もはや業界団体の域を超えた領域になってきましたが、文部科学省は重い腰を動かそうとしません。

日本に昔から根付いている医療があまりにも軽く受け止められているような感じがしてなりません。

逆に鍼灸とは縁もゆかりもない米国をはじめ欧米諸国においては鍼灸治療に対する研究も増え、また、統合医療化が進んでいます。すでに中国をはじめ韓国では大分前から統合医療を基本に、医療が進めたれてます。アメリカにおいては既にYosan 鍼灸大学において、生殖医療分野での博士号プログラムが始まりました。いろいろなしがらみが日本では絡み合っており、新しい試みを始めるのはなかなか難しいのでしょう。

しかることながら、生殖医療において日本ではもっともっと鍼灸治療を取り入れるべきです。
なぜなら刺激療法に対してPoor Responderになるかどうかは血液検査のみでは予測がはずれることが多々ありますが、、東洋医学的所見において精度高めることができるからです。西洋医学と東洋医学を融合させることによって、患者様にとって、よりメリットが多く、デメリットが少ない医療の実現が可能となると考えてます。

鍼灸治療の有効性をエビデンスに基づき、ドクターに提案できるよう日々研究を重ねていく所存です。

鍼灸ウェルネスサロン
アキュラ鍼灸院 ファティリティーウェルネス
院長 徐 大兼

 

執筆者紹介

アキュラ鍼灸院院長 徐 大兼(じょう たいけん)
院長 徐 大兼

プロフィール

アキュラ鍼灸院院長 徐 大兼(じょう たいけん)

妊活は、時間との闘いでもあります。その大切な時間を一秒たりとも無駄にしたくないと私たちは考えています。妊娠する能力を高め、より早く結果を出すことをお手伝いすることが私たちのミッションです。

不妊鍼灸でお腹の凝りをほぐし、子宮・卵巣本来の力を引き出します。また、身体の不調と自律神経を整え、卵巣への血流を促進し、卵巣機能改善サポートを行います。

不妊治療中の不安をお聞きしながら、「妊娠しやすい身体」になるため、全力でサポートします。

妊活応援ブログ

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