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不妊症と漢方について

アキュラ鍼灸院 不妊漢方相談

西洋医学的な知見から

不妊とは
健康な男女が妊娠を希望し、避妊をせず夫婦生活をもっているにもかかわらず一定期間たっても妊娠しないことを不妊症と診断されます。一定期間とは、一昔前までは2年間とされていましたが、昨今の出産事情から1年とされました。また、35歳以上では半年としてもよいと言われます。

原因
・排卵因子(排卵障害)
・卵管因子(閉塞、狭窄、癒着)
・子宮因子(子宮奇形、一部の子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、慢性子宮内膜炎など)
・頸管因子(子宮頸管炎、子宮頸管からの粘液分泌異常など)
・免疫因子(抗精子抗体など)
上記のうち排卵因子、卵管因子に男性因子を加えた3つは頻度が高いといわれています。
また、明確な原因が(今の医療技術では)みあたらないにも関わらず妊娠にいたらない場合を原因不明不妊と呼びます。夫婦の年齢が高いことで卵子・精子の老化が進み妊娠しにくくなることも大まかにこの「原因不明」の中に入ります。
※男性不妊に関してはこちら

治療のステップとしては、タイミング療法→人工授精→体外受精へとステップアップしていくのが一般的ですが、年齢や基礎疾患・既往などを考慮し一つの治療を続ける期間には個人差があります。

東洋医学的な知見から

漢方の古典の中にも「不妊」の論述はあり、長い歴史を積み重ねてきています。
「求子之道、首先調経」(こどもを授かるにはまず月経を調える)
「調経種子」(月経を調えて種子をまく)
と言われるように、まずは月経を調えることが最優先とされており、これに生来の体質へのアプローチも考慮します。
漢方単独でのアプローチはおおよそ3か月を1クールと考え月経・体調を調整し、早くて3か月、通常の場合半年~1年ほどかけて調整、ご懐妊はそのあとに付随するものと考えます。

不妊症に使う漢方

腎虚(じんきょ)
生命エネルギーの根本を蔵している「腎」。腎は成長・老化・発育・生殖等を主り、特に30代後半からの妊活にはこの「腎」を補う漢方薬や健康食品がキーとなります。
参茸補血丸、参馬補腎丸、双料参茸丸、八味地黄丸、杞菊地黄丸、亀鹿仙、貴禄宝 などを使用します。

・血虚・気血両虚(けっきょ・きけつりょうきょ)
「女性は血を以って本と為す」という言葉のように、肌も髪もつやつや、月経は周期通りで量もある、という状態=血がたっぷり体内に蓄えられている状態で妊娠しやすくなります。血虚は血が足りていない状態で、いわゆる「貧血」の意味合いも含みます。
婦宝当帰膠、心脾顆粒、十全大補湯 などを使用します。

・痰湿(たんしつ)
不妊治療を始めてから体重が急増した、あるいは妊活開始前から生活の不摂生や過食で体重がオーバー気味の状態を「痰湿」体質といい、それにより体の巡りがわるくなるということが起こります。温胆湯、シベリア霊芝 などを使用することがあります。

・肝鬱(かんうつ)
不妊治療そのものや、治療の長期化でストレスが鬱積してくると、自律神経のバランスが悪くなることがあります。これを「肝鬱」と呼び、気巡りをよくすることで基礎体温が調ったり睡眠がよくなることがあります。子宮の収縮にも影響することがあります。
逍遥散、加味逍遥散、柴胡疎肝湯 などを使用します。

・瘀血(おけつ)
冷え、自律神経の失調、血の不足などが原因となり、子宮・卵巣・骨盤内の血流が悪くなることがあります。生理痛の強い方、子宮筋腫・内膜症などをお持ちの方は特に血流の改善が必要です。
冠元顆粒、芎帰調血飲第一加減、桂枝茯苓丸、田七人参 などを使用します。

 

漢方相談の営業時間

月曜日、日曜日、祝日はお休みです。
2023年10月24日より火曜日の営業を開始します。(第1、3、4火曜日)
火曜日は子連れの方優先とさせていただきますので、お子様と一緒にご来店される場合は、火曜日をご利用ください。
また、下記営業時間内であれば、ZOOMでのご相談も可能ですので、ぜひご利用をご検討ください。

曜日営業時間
2023年10月24日より火曜日の「子連れ漢方相談」が始まります。
10:00~16:00
※ 第1、3、4のみ営業で子連れの方優先
※第4火曜日は不定期にイベントを開催
 10:00~17:00
12:00~20:00
10:00~17:00
10:00~16:00
第1、3、5のみ営業

薬剤師 徐 朝子プロフィール

アキュラ鍼灸院 不妊漢方相談 徐 朝子

薬剤師
日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
明治薬科大学卒業

病院・調剤薬局での約15年の勤務経験のなかで、本当の健康とは何かについて考え、未病・体のバランス・心身一如という概念のある東洋医学に出会う。一念発起してイスクラ中医薬研修塾へ入塾。漢方薬局勤務の後、アキュラ漢方を開店。

日本漢方、アロマ、ハーブ、サプリメントなど興味のあることを学んで参りました。今まで吸収してきた知識や経験を存分活かし、心を込めてご相談させていただきます。


こころもからだも温める… 東京での不妊鍼灸治療はアキュラ鍼灸院へ

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診療時間(火曜日休診)
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