
坐骨神経の経路と分布領域に痛みのあるものを坐骨神経痛と呼んでいます。
坐骨神経痛はさまざまな状況によっと発生するので、治療する上でその原因を突き止めることがまず大事です。
大多数の坐骨神経痛は神経根性のものと末梢神経性の2種に分類され、もっとも多い原因が神経根性の椎間板ヘルニアと言われてます。
肥厚・癒着性脊髄炎、脊椎分離症、脊椎すべり症が次に多い原因と言われてます。
脊椎カリエス、脊椎腫瘍、脊髄梅毒などから起こることもありますがこの場合鍼灸治療の適応症ではありません。
坐骨神経痛の症状としてはお尻、大腿後面、下腿外側および後、足の外側と坐骨神経の走行に沿ってシビレや激しい疼痛をきたします。
急性症の場合は起立・歩行・屈伸などの動作や寒さの刺激の痛みが増します。
慢性になると鈍痛や知覚鈍麻を訴えるものが多く、侵された部の筋が弛緩したり萎縮したり、血管運動神経が障害され体温が低下して冷たい触感になるごとがあります。
坐骨神経の治療法
痛止めや座薬などの副作用で胃腸を壊し来院される方が沢山いらっしゃいます。
西洋医学では、鎮痛薬・筋弛緩剤などの内服薬や 座薬、牽引療法などありますが、なかなか効果が上がらない方も多いるようです。
また、最後の治療法としての手術を避けるため、来院される人も沢山いらっしゃいます。
鍼灸療法は椎間板ヘルニアなとの神経根性の症状に対して大変効果的で、成功例の学会論文も大変多く出版されてます。