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着床不全鍼灸

アキュラ鍼灸院

反復着床不全でお悩みの方へ

こちらで紹介させていただく事例については免疫の調整の必要のある方や内膜に異常がある方を主に紹介すると共に、まだお受けになっていない検査があれば、それを検討するための情報にしていただければと思い、掲載します。着床には受精卵側の問題、免疫寛容の問題、内膜環境の問題と3つ全て揃って初めて着床と着床の持続が可能となります。受精卵に問題があると思われる方は「育卵鍼灸治療」を是非お読みください。

着床障害の着床鍼灸の流れ

着床には主に4つの要素が大きく関係しています。

内膜の厚さ

7mm以上、10mm程度がもっともよい内膜の厚さです。

内膜の厚さが出ない問題は血流不足に由来します。血流不足は主に血液が巡っていない、いわゆる循環障害と血自体が不足している状態の2種類あります。血流については、お腹の圧痛を取っていく血流促進のための鍼灸施術がありますので、それでカバーすることが可能ですが、血自体が不足している場合はアキュラ漢方薬店にて漢方服用をし、血自体を増やすことをおすすめしています。

内膜環境

無数の毛細血管が張りめぐらされている内膜の微小循環の状態と子宮内膜に存在する子宮内フローラ(細菌叢)のバランス

内膜環境について、上記同様、お腹の圧痛があれば、それを除去していく施術になります。また、腰回り、仙骨周りの圧痛がある方も多いので、その場合はその周りの圧痛の除去も行います。子宮内フローラに問題がある方の多くに便秘のお悩みがあります(腸と子宮は近い)ので、適切なサプリメントを服用いただくか、食べるものを変えることで改善を目指します。また、EMMA検査(Endometrial Microbiome Metagenomic Analysis)、ALICE検査(Analysis of Infectious Chronic Endometritis)、慢性子宮内膜炎の検査など、必要に応じて提携クリックをご紹介させていただきます。EMMA検査については、ラクトバチルス属の菌が90%以上存在することて着床率、妊娠率、妊娠継続率、生児獲得率が数倍上がることが研究から分かってます。また、子宮内膜炎については着床しない方の60%が慢性子宮内膜炎に羅患されています。

最後に、これはまだエビデンスに乏しいですが、とても良い報告も出始めています。G-CSF療法(顆粒球コロニー刺激因子)といって、着床に関わっている因子の一つです。移植まえに注入することて、着床率が上がったという報告があります。

免疫

妊娠成立には免疫の寛容が非常に深く関係しており、受精卵を異物として認識し、攻撃してしまうことで妊娠を妨げてしまいます。

免疫については、首回りの圧痛が強い方がほとんどです。交感神経が優位な状態を改善するとともに、ビタミンミネラルの不足(ビタミンD濃度、銅亜鉛濃度)の確認や免疫系(Th1/Th2, NK活性)の血液検査も考慮にいれ、治療を進めて行きます。

ビタミンDはアメリカ内分泌学会では血中25(OH)D濃度が20ng/mL未満で不足としています。
当院ではエッセンシャルフォーミュラという独自開発のサプリメントへ50μg 配合しておりますので、十分補充されるようになってます。日本人は不足している方が非常に多いのと、補充していてもなお不足している方がいますので、しっかり補給することが大切です。

銅亜鉛については、亜鉛が子宮内膜に付着することで着床しずらいとの報告があります。亜鉛の摂取は血中亜鉛濃度を下げる効果があり、着床しやすい環境に貢献することができあす。他にも、受精卵の分割を促す作用があり、男性の場合はテストステロン(男性ホルモン)の合成や分泌低下、精子形成低下につながるので十分摂取することが必要です。

Th1/Th2細胞検査とは血中に含まれるTh1/Th2の比率を知らべる検査です。Th1が高くなりすぎると、胎児や胎盤を排除しようとして、反復着床不全を引き起こします。漢方でTh1/Th2は改善しますので、鍼灸と併せてご利用願います。

受精卵(胚)側の問題

これは受精卵の質に関連することですが、染色体の異常があったり、ミトコンドリアの異常があった場合、着床を妨げます。

適宜、患者様やクリニックの治療方針と照らし合わせながら、最善の方法を取らせていただきます。
また、当院ではPQQを始め、抗酸化作用や卵子の老化へ対応するサプリメントの開発に取り組んんでおりますので、そちらの服用もおすすめしています。

着床障害の患者様の事例

40歳 K様の場合

不妊治療の経緯

体外受精移植回数4回、妊娠反応なし
凍結胚残数(胚盤胞3個(着床前診断(PGT-A)を行っていない受精卵)

 

不妊原因

不明

 

補足

着床不全の原因としては3つあります。

  1. 受精卵側の問題
    → 着床前遺伝子検査で問題があるかどうか分かります。
     
  2. 子宮内環境の問題
    → ERA(子宮内膜着床能力検査)、子宮内細菌培養検査
     
  3. 受精卵受け入れの問題
    → 免疫寛容の異常

2、3については異常はありませんでしたが、1については、検査を行っていないため、受精卵側の問題は残っておりました。

 

来院時検査済項目

着床不全に関する検査は全てクリアいたので追加でお願いした検査はありませんでした。

 

鍼灸治療をお受けになられたい目的

一度も着床しないため。また、不妊治療によるストレスで十分な睡眠やおいしい食事がとれない状況。残っている受精卵の着床率を上げたいと願い来院。

 

おからだの症状

首は少し押しただけでかなりの圧痛あり。
お腹にも多数の圧痛。うつ伏せの状態でお背中の(丁度心臓の裏あたり)、胃の裏、子宮・卵巣の裏に圧痛あり。

 

治療計画

まずは移植のための準備に向けお身体を整えること。免疫寛容や子宮内膜の異常は検査で認められなかったものの、東洋医学的な原因としては瘀血(おけつ)といって、血液が巡っていない状態が原因。また、受精卵側に異常があった場合は再度、採卵から治療をはじめなければならない可能性もあるため、次の採卵に備えた「育卵鍼灸」も並行して開始。

 

治療頻度と経過

1カ月目は、週に2回の頻度でご来院。治療効果を持続させるため、ご自宅でのお灸を依頼。
治療開始1か月ほどで、首の圧痛、下腹部やその他の圧痛は7-8割がた改善。
睡眠も十分とれるようになり、食事も美味しくとれるようになる。
但し、胃のムカムカは妊娠のことを考えると悪化し、自信がなくなり、気分の落ち込みあり。
2か月目は、引き続き残っている圧痛の箇所を丁寧に治療。通院頻度は週に1回へ減らす。

治療開始4カ月目、当院の治療開始後初めての移植にて妊娠。

移植後の日々の不安の解消法として、不確実なブログなどの情報に左右されるのではなく、医学的根拠に基づいた情報を中心にとお伝えさせて頂いた。合わせ心身ともにリラックスして生活して頂くことも心掛けて頂いた。

妊娠後は流産の可能性などを考えると更に不安感が悪化したが、鍼灸師のカウンセリングによるケアにて、無事妊娠12週へ到達し、当院での治療を終了。

 

考察

ありとあらゆる検査項目をクリアし、当院を受鍼。
強いストレスは流産の原因にもなることを示唆する論文もあり、また、不妊の原因の半分はストレスに由来すると、私が研修を受けたBoston IVFのドマール博士が論文で発表されています。ストレスは着床不全の原因となり得るため、近年ではTLCテンダーラビングケアが推奨されています。また、心労による体力不足も妊娠継続の妨げになります。
妊娠・出産は、非常に大きな負担が身体にかかります。そのため、K様の母体自身が生命の危機を感じ、妊娠が成立しづらい状況になっていたのではないかと推測します。

こころもからだも温める… アキュラ鍼灸院

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