A:胚盤胞の着床率はグレードによって異なります。
胚盤胞のグレードはクリニックによって異なる場合がありますが一般的なグレード区分として「4BA」「5BC」というように数字とA,B,Cのアルファベット2文字の組み合わせで表示されます。
最初の数字は成長段階を示し、以下のようになります
1.初期胚盤胞 胚盤胞腔が全体の半分未満
2.胚盤胞 胚盤胞腔が全体の半分以上
3.完全胚盤胞 胚盤胞腔が全体に広がった状態
4.拡張胚盤胞 胚盤胞腔容積が拡張し、透明帯が押し広げられて薄くなる状態
5.脱出胚盤胞 透明帯が開口し、胚が脱出している状態
6.脱出後胚盤胞、完全脱出胚盤胞 胚が透明帯から完全に脱出した状態
移植になる胚の成長段階はは4~5ぐらいです。
アルファベットの1文字目はICM(内細胞塊:胎児になるところ)
2文字目はTE(栄養外胚葉:胎盤になるところ)でそれぞれABCで評価します。Aの方が良い評価です。
この文字によるグレードによって着床率に差がでます。
具体的にはAAのようは良好な胚の着床率が60%以上なのに対しCを含むグレードの低い胚の場合は30%程度かそれ以下、といった具合です。
参考資料
第15回 日本IVF学会 胚盤胞の発生段階と内細胞塊及び栄養外胚葉の評価が妊娠成績に与える影響について北京大学での研究報告
Overall Blastocyst Quality, Trophectoderm Grade, and Inner Cell Mass Grade Predict Pregnancy Outcome in Euploid Blastocyst Transfer Cycles
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5987494/
ご質問の鍼灸開始前と開始後での胚盤胞を比べた場合についてですが、鍼灸開始前ではCのグレードのものしかできなかったが開始後はAのグレードの胚盤胞が出来たというケースがあります。
明らかにグレードの高い胚盤胞ができるので、当然ながら着床率は大きく向上します。
そもそも受精しない、分割が止まってしまう、といった状態だった方が、鍼灸を受けるようになって、良好胚盤胞が出来るようになって、妊娠につながるというケースもよくあります。
アキュラではJISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)のメソッドに基づき骨盤内や骨盤底を刺激することで、子宮や卵巣への血流を改善し卵子の質や子宮の環境を改善する治療を行っています。
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なかなかよい胚盤胞が出来ずにお悩みの方、ぜひご相談ください。
新店舗もオープンしますので、ご予約も取りやすくなるかと思います。
ご予約お待ちしております。
鍼灸師 森 祐輔
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