Q.病院をいくつも転院し、鍼灸院、漢方、カイロ、整体、食事療法など…出来ることは全てやってきたつもりですが1回も着床しません。採卵・移植を2年以上続けているせいで、変性卵も出てきました。こんなにやっても着床しない人はいますか?鍼灸が自分には合っていると思うのですが、貴院で鍼灸を続ける意味はありますか?私のような人でもまだ、妊娠は可能なのでしょうか。他に出来ることはあるのでしょうか?
A.妊娠は可能ですが、いままでと違ったアプローチが必要だと思います。
1)鍼灸の治療戦略を見直す
2)いままで受けた検査の精査。原因が特定できれば、治療が大きく前進します。
ここ数年、着床障害に対する検査が増えてます。下記検査を行っているか確認願います。クリニックによっては、そのような検査を行っていないところもありますので、わからない場合は当院と提携しているクリニックを要望・ニーズをお聞きしたうえで、ご紹介させていただきます。
1)慢性子宮内膜炎検査
2)子宮収縮検査
3)銅亜鉛検査、
4)25OHビタミンD検査
4)不育検査
不育症の検査はクリニックによって、限定的なところがあります。
特に糖代謝(HbA1c,空腹時血糖値、インスリン)、甲状腺機能(TSH, fT4)のチェックも確認しましょう。
上記の異常は薬による治療が可能です。
鍼灸による着床障害・不育の考えかた
東洋医学では生殖機能を司るのは「腎」と言われてます。この「腎」に生命エネルギー(新しい生命を芽吹かせるエネルギー)が蓄えられています。「腎」は体の中の電池のようなものです。新し生命を宿すには、この電池の蓄えが十分あり、なおかつ受精卵や内膜へそのエネルギーがスムーズに伝えられることが妊娠を左右するといわれています。
鍼灸ではそのエネルギーが「腎」へ封じ込められるよう(放電防止)働きかけ、養生・生活習慣の改善を通じて、電池が十分に充電されるよう
アドバイスを行っていきます。
上記を含め、これまでの鍼灸治療の内容をお聞きした上で、今後の治療方針を決定します。
参考:2015/9 画像使用
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