Q1 妊娠初期と移植後の鍼灸について

妊活応援ブログ

質問:

妊娠2ヶ月と超初期でも鍼灸を刺しても大丈夫なのでしょうか?刺激で子宮収縮などはないのでしょうか?病院の鍼灸は、移植後はできないと言われ行くべきか止めておくか悩みます。お願いします。

回答:

鍼灸は様々なステージでご活用いただけます。もちろん妊娠2か月の初期でも鍼灸ごご利用いただいてもかまいません。当院では妊娠前から出産まで、妊娠にまつわる全期間鍼灸治療を行っております。

鍼灸は民間療法とちがって、医師と同じように厚生労働省が発行している国家資格です。
よって、患者さんのカラダや赤ちゃんに害があるような治療をすることは医療倫理に反しているといえます。但し、残念ながらそのような倫理のない医療従事者はどの世界・世の中にもいるのが現実です。そのような人の治療を受けないよう自分で注意をすることが大切です。

病院の鍼灸は、移植後はできないという理由はここから来ています。要するに、その病院では移植後のための鍼灸技術を持ち合わせていないということかと思います。経験がある鍼灸師がいないからおすすめできないのではないでしょうか?

また、移植後の子宮収縮についてですが、子宮は膀胱と同じ平滑筋で一定の時間内容物を保持した後にそれを排出させるため,弛緩状態の維持と収縮開始の調節ができる筋肉になります。生理周期の時期によって、子宮は収縮、弛緩を繰り返します。

移植時に子宮が収縮してしまう状況は2つあります。

1)移植時にカテーテル(受精卵を移植するための細い管のようなもの)が子宮の奥の壁に当たり子宮の収縮がおきる。折角移植しても子宮収縮により胚が出てしまう可能性があるため一般的にはエコーガイドを下に慎重に移植部位を選び最適な場所に移植を行うようです。

2)子宮内膜との同期が取れていない時期での移植。

子宮収縮は、生理周期で変化することが知られてます。卵胞期ではエストロゲンの作用により収縮が増強し、黄体期ではプロゲステロンの作用により収縮が減弱します。卵胞期前期では「上→下」へ子宮が動き子宮内容物(月経血、子宮内膜)を外に排出しようと動きます。卵胞期後期~排卵期では「下→上」へ子宮が動き、精子を卵管に運ばれるよう働きます。

黄体期にはいると、動きがほとんどなくなり、着床に適した状態となります。

子宮収縮を誘導する因子は様々ありますが、鍼灸治療の子宮収縮への影響については、解明されていませんのでなんとも言えませんが、移植前後に鍼灸を受けることによって妊娠率は有意に向上します(1)。

(1) Gynecol Obstet Invest. 2015;79(1):1-12. doi: 10.1159/000362231. Epub 2014 May 16.

アキュラ鍼灸院 院長 徐 大兼

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