- 今までに排卵誘発剤などホルモン治療を行ってきました。排卵誘発剤を使用してもたくさんの卵ができないし、排卵してもグレードの低い卵子しか採れず、受精させることもできません。月経がくるたびにがっかりし、不妊治療にストレスを感じています。そのせいか、寝不足の日が多くなりました。どのような体質改善をすれば、良い卵子をつくることができますか。
良い卵子を作るのには少し時間がかかります。卵子ははく120日間かけて排卵しますが、卵子を包んでいる膜は排卵前には4重になり、栄養素をなかに取り込みことが難しくなってしまいます。よって、120日前~排卵2週間前までに鍼灸治療をする事により出来る限り多くの栄養素を卵子の中に蓄えるよう血流改善をはかることが大事です。
卵子は精子に比べると大きく、殻からはじけてでてくるまでの栄養をすべて卵の中でまかなわなければなりません。逆に精子はDNAを持ってくるのみの役目なので、構造も至ってシンプルで、精子は受精後自己消滅するようプログラムされてます。
そういったいみで、120日前~14日前までの期間が卵の質を上げるのに重要であると考えます。
血流改善をはかるため、自分でできることは下記です。
1)適度な運動(歩く)を毎日30分以上継続してする
2)睡眠時間(早寝早起き、7時間以上の睡眠)
3)バランスのとれた食事
4)ストレスをためない工夫・趣味を持つ
5)自分の健康を自分でまもり、徹底した健康管理に努める以上です。
参考になったのであれば幸いです。
アキュラ鍼灸院 院長 徐 大兼
執筆者紹介

アキュラ鍼灸院院長 徐 大兼(じょう たいけん)
妊活は、時間との闘いでもあります。その大切な時間を一秒たりとも無駄にしたくないと私たちは考えています。妊娠する能力を高め、より早く結果を出すことをお手伝いすることが私たちのミッションです。
不妊鍼灸でお腹の凝りをほぐし、子宮・卵巣本来の力を引き出します。また、身体の不調と自律神経を整え、卵巣への血流を促進し、卵巣機能改善サポートを行います。
不妊治療中の不安をお聞きしながら、「妊娠しやすい身体」になるため、全力でサポートします。
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