経営者と管理職の両立は非常に難しいと私も思います。
一番良い方法は管理をしてくれる、片腕を探すことです。良い経営者(名将)には優れた片腕が必ずいます。例えば豊臣政権を支えた豊臣秀長。秀長は「秀吉からの信頼が厚く、その片腕として辣腕を揮い、豊臣政権 において内外の政務および軍事の両面で活躍を見せ、天下統一に大きく貢献した人物」です。(1)
経営者の運命を左右するのは、この片腕を見つけることができるかどうかであると考えています。そして、その片腕との良好な関係を維持しつづけることです。
私も長年管理職を育成することができず、苦労しました。トップで決めたことを、いかにスムーズに下位へ浸透させるか。皆のベクトルを合わせ、全員で同じ方向へ向かって仕事ができるようにする。その作業はトップ一人では到底できません。
賛同者、実行者、サポーターが必要です。
いかに素晴らしいビジョンや社訓があっても、それが組織に浸透できなければ、ただの絵に描いた餅です。
この前テレビでスシローの話を見ました。スシローの社長は職人上がりです。寿司のネタや調理法など、職人目線で決めていきますが、職人目線のみでは、組織を作り、維持していくことはできません。そこで、多店舗展開の経験がある副社長がそれを支えています。
一人でできることは限られている。その限られた環境、相反することをどううまくやってのけるか、、、それが良い経営者なのかもしれません。
アキュラ鍼灸院 院長 徐 大兼
(1) ウイキペディアより引用
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