今年もあと少しになってきましたね
毎年お正月明けの施術の時に患者様がよく言うこと。「年末年始で胃の調子がイマイチです。。」
そう、ついつい年末年始は食べ過ぎてしまいますね。
東洋医学では食べたものが使いきれずにカラダに残っていることを“食滞”といい、お酒を飲み過ぎてうまく代謝できない状態を“酒毒”といいます。いずれもからだに不要な物が残ってしまっている状態なので、早く外に出すべきと考えます。
そんなときに良いのが“ハトムギ茶”
ハトムギといえば、化粧品に使われていることも多く、しみや角質ケア、アトピーやいぼとりなど“美肌”の効果のイメージが強いかもしれません。美肌に良いのは勿論ですが胃を健やかに保つ働きや、アルコール代謝を助ける利尿効果、さらには腸の働きを活発にして便秘にも効果があるといわれています。
漢方では“薏苡仁(よくいにん)”がハトムギの外側の殻を取り除いたもので、病院で処方されたり、サプリメントなどの健康食品としても売られていますね。
そのハトムギをお茶として飲むのがオススメですが、それに“サンザシ”を加えるとさらに重苦しい胃をスッキリさせる効果がアップします
サンザシは夏バテで食欲不振のとき、またはその予防に摂るのも効果的で、甘酸っぱい味に好みが別れますが、私はとっても味が好きです。油を使った料理の後で胃を整える働きがあります。中国でも麦芽にサンザシを加えて煎じた“晶三仙”は食後のお茶としてよく飲まれるそうです。
ハトムギサンザシtea 作り方 ―日経おとなのOFF 男と女のホルモン力アップより―
ハトムギ大さじ3を水約600mlに入れて煮だし、飲み頃の濃さになったら乾燥サンザシ大さじ3を加えて10分蒸らして、酸味が出たら飲む。ハトムギとサンザシを15分ほど一緒に蒸らしてもOK。
☆乾燥サンザシはネットで購入できますが、中華食材屋や、輸入食材屋に置いてあることが多いです。
おいしいものを食べる機会が多い年末年始
年明けも健やかに、元気に過ごせるよう、ハトムギ+サンザシ茶をためしてみてくださいね
良いお年をお迎えください!
鍼灸師 石橋 朋子
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