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暑い国に学ぶ夏の過ごし方

さる日曜日、友人とタイ料理教室に行ってきました。
小さいころ、タイに5年ほど住んでいました。そう言うと、多くの人から「トムヤムクンって美味しいよね」などと言われます。しかし実は、辛いものもすっぱいものも苦手なのです。

初めて覚えたタイ語は
「サワディーカ(こんにちは)」
「コップンカ(ありがとう)」
「マイサイパクチー(パクチーを入れないでください)」
でした。

見かねたタイ人の友人が、「どこで頼んでも絶対に辛くない料理」(6品ほどありました)を暗唱できるまで叩き込んでくれたほどです。
ですからこのタイ料理教室も、どんなに辛い料理が出てくるのかと心配していたのですが、日本人向けに辛さ控えめでした。

さて、夏に向けてどのように過ごしたらよいのかと、患者様によく聞かれます。暑いけれど、冷たいものを飲んでしまうと体が冷える。また、職場のクーラーが寒くて困る。夏の冷え性とも言える「冷えのぼせ」という症状に悩まされる方も多くいらっしゃいます。

私は、暑い国の過ごし方を見習うのがいいのではないかなと思っています。タイ料理を食べるというのも、とても良い方法の一つではないでしょうか。例えば、タイカレーには様々なスパイスが多く使われています。

ターメリック:涼の性質で利胆、肝保護作用。使用漢方は宣轡通経湯、胆道排石場、中黄膏など
シナモン:大熱の性質で発汗、解熱、鎮痛作用。使用漢方は苓桂朮甘湯、桂枝湯、桂枝加黄耆湯など
生姜/乾姜:温辛の性質で健胃作用。生姜は胃苓湯、小青龍湯、参蘇飲、大建中湯など、乾姜は胃苓湯、温経湯、越婢加朮湯などに使います
…などがその一部です。

辛いものを食べるとよけいに暑くなるのでは?と思われるかもしれません。しかし、暑い国の人は辛いものを食べて汗をかき、体を冷やしています。冷たいかき氷やビールで内臓を冷やすより健康的です。

またタイ料理には、レモングラスやミントなどの芳香性のハーブがよく使われています。これらのハーブは、温かいお茶にして飲んでも、体にくすぶる余計な熱を取り除いてくれます。ミントは薄荷として、川きゅう茶調散などの漢方にも使われます。

具材も、ご自身の体にあわせて変えても良いのではないでしょうか。例えば冷え性の人は、エビ(温性、甘/鹹味、脾・肝・腎に作用)やかぼちゃ(温性、甘味、脾・胃に作用)など体を温める食材を入れて、暑がりの人はナス(涼性、甘味、胃・大腸に作用)やしめじ(涼性、甘味、胃・腸に作用)、トマト(微寒性、甘/酸味、胃に作用)などといった、体を冷やす具材を入れてもいいと思います。

鍼灸師 橋本

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