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~ 漢方は食養生と鍼灸に通ずる ~

みなさまこんにちは ニコニコ

ここ数日日中は急激に気温が上がり、駆け足で春の到来を感じさせる今日この頃ですねアップ

ここ数年季節の移り変わりが激しく、原因不明の体調不良に悩まされている方が増えるの中、

東洋医学の見直しと共に、メディアでも “お灸女子” や漢方美人ならぬ、“漢方女子” という言葉も耳にする事が増えてきましたね。



そこで、今回ここでご紹介したい内容はと言いますと・・・?

『 漢方は食養生と鍼灸に通ずる 』 という興味深いお話です!

ではまず、漢方はどのようにして発展していった医学なのかを一緒に紐解いてみましょう。



☆ 漢方医学は日本の気候やライフスタイルに根付いた医学 ☆


そもそも漢方が日本に中国から医学として伝わったのは5 ~ 6世紀以降で、その際多くの漢方処方薬や生薬、そして医学の本が持ち込まれたと言われています。

(中国では、生薬を一般的に「中薬」と呼び、「漢方薬」と称する事はないそうです。)


その後、室町時代までは伝来した中国の医学に沿って医療や(診断や治療)が行われていましたが、それ以降は日本で独自の発展を遂げていきます。

日本国内の風土や気候 ・ 日本人の体質やライフスタイルに合った医学に進化して、確立されていったそうです。

明治以降は、皇方 ・ 皇漢方 ・ 和方 ・ 和漢方 ・ 東洋医学 などと呼び名は統一性がなかったのですが、現在では 東洋医学 あるいは昭和初期に使われるようになった 漢方医学 が一般的呼称になり、日本漢方という用語は、昭和後期より使用される事になりました。


漢方医学の特徴としては、処方については 『傷寒雑病論』 現在では、『傷寒論』 (しょうかんろん)及び 『金高匱要略』(きんきようりゃく)と呼ばれる2つのテキストとして残る)を基本とした古い時代の処方に、日本独自のマイナーチェンジを加えたものがあります。

そして、そのを立てる為の診断法には、精密化した脈診法や独自の腹診法などが体系的に組み込まれており、現代中医学など大陸の伝統医学とは異なる独立した治療技法となっている点や、漢方医学の独自性は、その処方(使われている生薬の種類や配合)よりも、その漢方的診断法(証の決定法)にこそあると言うのも興味深いですね。


そう言った時代背景からも、現代医療で用いられている漢方医学や漢方薬は、日本の伝統医学としてずっと守られ、発展していった 「日本独自の医学 」 と言えますね♪

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☆ 「漢方」という言葉も日本独自のもの ☆


「漢方」という呼び名は、江戸時代に入ってきた 「オランダ医学 ≒ 蘭学」 に対して付けられた日本独自の呼び名です。 オランダ(阿蘭陀)の蘭をとって 「蘭方」 と呼ぶようになった為、それまでに日本で定着していた医学を 「漢方 (漢王朝の “ 漢 ” に由来)」 と呼んで区別するようになったそうです。

なので 「漢方」 の用語は江戸時代以降、ヨーロッパ医学を蘭方と指す事に対して、考案されたと言うことです。



☆ 診察の方法も日本独自 ☆


漢方の診察では、舌 ・ 脈 ・ お腹を診ます。

実はこのお腹を診る「腹診」は、日本で考え出された独自の診察法です。

また、漢方薬を処方する際に目安にするのが、その人の体質です。

その体質をはんだんするの “ものさし” の一つに「気 ・ 血 ・ 水 (き ・ けつ ・ すい)」と言うものがあります。 この「 気 ・ 血 ・ 水」という考えからも日本独自で、鎖国の真っただ中だった江戸時代に生まれたものです。

また拝毒と言われる漢方施術の例をあげてみますと・・・?
漢方医楽における体からの毒素を排出( いわば「瀉」 )する際に重視したもの。



吐方 (とほう)      - 吐かせる

汗方 (かんぽう)    - 汗をかかせる

下方 (げほう)      下痢をさせる

など、独特な方法があります グッド!


 医食同源の食養生に深くかかわる漢方や鍼灸 ☆


医食同源は医の語を医療人とする立場、医を医薬として医薬をここでは即東洋の古代から有る漢方薬、すなわち漢代前後からある東洋医学の立場での治療薬を主にして、日常生活の場に有る、民間薬や、それに類する多種の薬藻類などや鍼灸を上手く取り入れながら健康を回復してきました。

そして今日に至って再認識されつつある食養生は、まず生活環境を整え、運動で身体の調整をし、特に日常の理にかなった食事生活が大切です。

ここにも医食同源の考えが密接に漢方と鍼灸に深く関わってきますね!

東洋医学の古典を基に、五季(春・夏・長夏・秋・冬)の巡りと五臓六腑の相勝相性関係、及び五味の相勝相性関係を組み合わせた考えを疾病治療の漢方や鍼灸に活かすことで、三位一体の相乗効果を生み出す、なんとも素晴らしい医療だと常々実感します。


ここまで漢方の成り立ちやその需要の在り方についてご紹介させていただきましたが、“良薬口に苦し” と昔から言われている良いものだからこそ、現代を生きる私たちにも通ずる稀有な医学ということが言えますね! !

今後も適切に取り入れていきながら、未病を改善できる「からだ本来の力」を蓄えていけるようにしたいものですアップ



最後に、ここで少し私の知り合いのお話をしたいと思います。
不治の病を抱えていらっしゃる方がいるのですが、昔からありとあらゆる医療を受けてこられたものの、どれも著効が見られない為、今は一縷の望みをかけて漢方を実践されています。

また今後は鍼灸治療を受けていきたいと、常に前向きにその病と向き合いながら生活をされています。

その方は、これまでの人生同様、とても柔軟にその都度良いと思うものは取り入れて、それでいてとても潔く凛とした生き方をされている方です。

病に負けない強い気持ちを持ちつつも、それだけに囚われず人生を楽しむ事を忘れない姿は、感銘を受ける程です。

その方にお会いする度、いつも何かしら素晴らしい贈り物をいただいている気持ちになります。

鍼灸師となった今、何かその方にして差し上げられる事はないか・治療でお返し出来る事はないか、常に研鑚を重ねていきたいと思う今日この頃です。



アシスタント鍼灸師 木川 佳子

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