子供の頃よく体育の授業をお休みしている子がいました。
朝礼中気分が悪くなって医務室に運ばれてる子がいました。
なんか、可憐なイメージがとても羨ましかった。
それは私が彼女達とは真逆な体質、元気はつらつだったから。
「元気」＝「原気」とも書くこの私の「気」は生まれつき授かった有り難い「生命力」の原材料の事でこれを東洋医学では「先天の精」と言います。でも、せっかく授かったこの力に頼りっ放しでメンテしていないと「精気」はあっという間に失われてしまうのです。
また、私の憧れの「可憐な彼女達」も自分を大切にして賢く毎日を送る事により「精気」は養われて行くのです。
これが「後天の精」です。
後天の精は日々 ① 質が良くてバランスの取れた食事をして、
② 適度に体を動かして、
③質の良い睡眠を充分とって、④心安らかに過ごす事により、誰でも補充する事が出来ます。
また、人にはそれぞれ「癖」というものがあり、例えば立っているときも知らず知らずのうちに左右どちらかに重心を傾けてしまっている事が多いって感じませんか？
それは中々直そうとしても難しく、補充したくても使い果たしてしまいがちなものが有る一方で、同時に要らないのにどんどん溜まって行くものがある、と言うのが体内で随時起こっています。
ですから自分の努力に加え鍼・お灸などでアンバランスな状態（どちらか一方が「虚している」＝足りない、「実っしている」＝too much!)をバランスの取れる状態に戻していく事によって「後天の精」の補充がし易くなるんです。
さて、こんな理想的な生活をしよう、と試みるだけでストレスが溜まる、と思う方も多いでしょう。それだけでもう既に④は達成出来ません。あ～っもうだめかも！．．．んな事はありません。
良質な体に良質な心が宿り、良質な精神と共に良質なホルモンが体内に溢れ出る。
仕事や人間関係でストレスが溜まったらジンワリ汗をかく位有酸素運動で発散させる。
汗をかいたらお風呂で今日の疲れを癒しましょう。足や背中、胸、首肩、目や頭皮と言ったあらゆる筋肉を緩めるのです。体が緩めば心も緩む。 ．．．
そろそろ好い感じでお腹がすいて来ました。そしたら質のいい食事を腹６～７分目頂いて、お酒が飲める人はちょっとだけ飲んで血流よくしても良いでしょう！
そうすると今度はイイ気持ちになって眠くなる。
ぐっすり眠ることにより成長ホルモン、性ホルモンなどが分泌されて翌日の生活に好い影響を与えるエッセンスになります。
それが出来たら苦労しない？
そうですよね、でも、大仰に考えずやってみましょう。
先ずは自分の心を変えなければ何も変わりません。
後天の精の力を養って自分自身のメンテナンス＝「養生」を続ければ自然と精気は血や肉となり心も支えてくれるでしょう。
アキュラ鍼灸院施術アシスタント 大西 葉子
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