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痔と鍼灸治療

アキュラ鍼灸院 不妊鍼灸治療の様子

アキュラ鍼灸院では、不妊鍼灸以外の鍼灸治療にも対応しております。即効性を重視した治療を心がけております。治療中の仮眠を促し、すっきり・気持ちい新しい感覚の鍼灸治療を目指してます。体に対してやさしく、痛みのほとんどございません。また、鍼は毎回、安心の使い捨てタイプのものを利用しております。
ご予約をご希望の方は、画面下のリンクよりお願いいたします。

鍼灸治療で痔を克服、、、最後までお読みいただければ幸いです。
最後の方に鍼灸治療がどのようにして、痔の克服に役立つか書いてあります。
当院独自の治療法により痔の改善を実感していただけると思います。

痔になる原因は何ですか?

痔疾患の中で最も多い「痔核(イボ痔)」は肛門に出来た血管のこぶ、「静脈瘤」が正体 です。静脈瘤の発生の原因は、長時間立っちっぱなしや座りっぱなしになっている時に内臓から肛門にかかる重みです。
下肢の皮下に良く見られる静脈瘤も発生する原因は同じです。同様に、妊娠時の胎児による圧迫、慢性的な便秘でも起こりやすいです。

よく「イボ痔」などと呼ぶのは、本当のイボではない?

はい。痔静脈は、門脈(もんみゃく*)と呼ばれる肝臓へ流れ込む静脈の一つです。
門脈には逆流を防ぐための静脈弁が無く、肝臓の働きが悪くなったり、妊娠時のように恒常的に圧力がかかったりして血流が悪くなると、結果的に肛門周辺の血流の圧が高まりうっ血して痔静脈がプクッとコブのように膨らみます。
これがイボ痔の素なのです。(※門脈=胃、小腸、大腸、胆嚢、膵臓、脾臓の血管が肝臓で集まって作る静脈管)
そして発症する場所によって内痔核、外痔核と呼び方が変わります。内痔核はよく出血を伴いますが痛みはほとんどありません。
症状が進み、場合によっては肛門外に脱出する「脱肛」を起こすこともあります。
外痔核の場合は痛みが強く出ますが出血はほとんどありません。

「きれ痔」はイボ痔とどう違うのですか?

きれ痔は「裂肛」と呼ばれ、まさに肛門管が裂けて起こります。
便秘により便が固くなり、その固い便を無理に出そうとする際に、肛門管の上皮が強引に伸展されることによって裂けてしまうのです。
女性に多く、主に後方(お尻側)正中部に発生します。
きれ痔の症状は、強い痛みです。特に排便時に最も痛みを強く感じ、排便後もしばらく痛みが残ります。
これに感染が加わると慢性の「肛門潰瘍」になります。
潰瘍が慢性化すると、肛門管が潰瘍のせいで狭くなり、ますます便秘になりやすくなります。
また潰瘍の過程によっては、「痔瘻」を引き起こす原因になることもあります。

痔瘻(じろう)について教えてください。

「瘻」の意味は〔体内の器官と器官、あるいは体内の器官と体表との間にできた管のような通路。炎症性の疾患によって生じる。〕とあります。(三省堂『大辞林』より参照)
「痔瘻」は肛門管や肛門周囲の皮膚に瘻孔を生じる疾患で、肛門管から周辺の外肛門括約筋などを突き破り、肛門の周囲に達した穴から膿を排出して、下着を汚すほどになることもあります。
排膿されずにいると化膿性炎症が広がり、激しい痛みや腫れ、発熱なども起こります。
慢性化が進むと、硬いシコリができて、鈍痛や異物感をずっと感じるようになります。

なぜ起こるのですか?

原因のほとんどは大腸菌などによる細菌感染です。
肛門小窩に汚物が溜まり、大腸菌が肛門腺管へと侵入しそこで化膿して「肛門周囲膿瘍」を起こします。
膿が排膿されれば楽にはなりますが、そこで完治しなければ、その跡が管状の通路になり、痔瘻になります。
男性の発生率が女性の約5倍といわれ、イボ痔・きれ痔が女性に多いのとは対照的です。
また、下痢がきっかけで引き起こされるのが特徴です。

痔瘻は治りにくく、再発しやすいと言われますが、どうしてですか?

炎症により体内に出来た管状の通路=「瘻」を塞ぐことは非常に難しく、そのままにしておくとその場所が感染の発生源になりやすいのです。
そしてその場所から化膿性炎症を繰り返し発症してしまうのです。
一般的には投薬による治療は困難とされ、外科的手術が勧められています。

痔は鍼灸で治りますか?

痔核(イボ痔)、裂肛(きれ痔)、痔瘻(じろう)のなかでも、特に「痔核」および「裂肛」に対して、鍼灸の効果が高く現れます。また、痔瘻に対しても効果はありますが、慢性化している場合には目覚しい効果は期待できないかもしれません。

そのような場合は西洋医学的所見を元に、適切な治療処置を検討します。
イボ痔の場合、主に血液の循環を良くする治療に重点をおき、静脈血管系と肝臓の負担を減らす治療をします。

頭部の「百会(ひゃくえ)」や前腕部の「孔最(こうさい)」、腹部の「期門」、etc….の経穴を用いたりします。

きれ痔は、便秘が原因になりやすいので、腸の運動を活発にして健康な状態にする治療をします。
腹部の「天枢(てんすう)」や「大巨(だいこ)」、腰の「大腸兪(だいちょうゆ)」や「上髎(じょうりょう)」、etc…の経穴を用いたりします。

痔瘻は、まず下痢を治め、そして炎症を起こしやすくしている体内の環境を整えるための治療をします。

足の「足三里(あしさんり)」や「陰陵泉(いんりょうせん)」「商丘(しょうきゅう)」、上肢の「尺沢(しゃくたく)」「合谷(ごうこく)」、etc…の経穴を用いたりします。

ただし、かなり大きなイボ痔だったり、脱肛がひどかったり、深刻な炎症や排膿を繰り返し引き起こす場合は、地域の肛門科クリニック(荒川クリニック、平田肛門科医院、青山内科医院)をお勧めする事があります。

いずれにしても、痔に対して鍼灸治療は著効を示すことが多いので、是非一度お試しになられることをお勧めします。

 

こころもからだも温める… 東京での不妊鍼灸治療はアキュラ鍼灸院へ

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