体外受精を繰り返しても、受精卵が分割しない、胚盤胞まで育たない…。
このような悩みを抱える方は少なくありません。
本記事では、渋谷の不妊鍼灸専門「アキュラ鍼灸院」の臨床経験と最新の知見から、卵子の質改善・精子の質向上・母体環境の整え方について解説します。
「受精卵が育たない理由」を理解し、妊活や体外受精の成功率を高めるヒントにしてください。
なぜ「受精卵が育たない」のか?
1. 卵子の質の低下と加齢
卵子は女性が生まれた時から持っている細胞で、新しく作られることはありません。
胎児期に約600〜700万個あった卵子は、出生時に約100〜200万個、思春期に30〜40万個に減少します。その後も加齢とともに減少を続け、35歳を過ぎると染色体異常の割合が増加し、体外受精の成功率も下がる傾向があります。
卵子の老化がもたらす変化
- 卵子は生まれた時から休眠状態
→ 40歳の卵子は40年間眠り続けてきた細胞。長い年月による劣化で分裂能力が低下します。 - 染色体分配エラー(減数分裂の異常)
→ 染色体を正しく分ける「紡錘体」が壊れやすくなり、染色体異常の受精卵が増えます。 - ミトコンドリア機能低下
→ エネルギー不足で分裂が止まり、胚盤胞まで発育しにくくなります。 - 酸化ストレス蓄積
→ DNA損傷や不安定化につながり、受精卵が育たない大きな要因となります。
👉 卵子の質改善には、生活習慣・栄養・鍼灸・漢方などを取り入れることが効果的です。
2. 精子の質の低下
受精卵の半分は精子由来です。精子の数や運動率だけでなく、DNA損傷や酸化ストレスによって分割が止まるケースがあります。
男性も 精子の質改善 を意識した栄養・生活習慣・鍼灸・漢方サポートが大切です。
3. 母体の健康状態
子宮内膜の血流不足、ホルモンバランスの乱れ、栄養不足、強いストレスは、着床率の低下や流産リスク増加につながります。
「母体の健康改善」こそが、受精卵が育つための土台です。
受精卵が育たないときの5つの改善アプローチ
① 生活習慣の見直し(卵子・精子の質改善の基本)
睡眠不足、過度なカフェイン、喫煙、過労は妊娠力を低下させます。
まずは「妊娠しやすい体づくり」のために、日常生活を整えましょう。
② 鍼灸による血流改善とストレス軽減
不妊鍼灸は、骨盤内の血流を促進し、卵巣や子宮の環境を整えます。
自律神経の安定化によりホルモン分泌が改善し、体外受精や移植の成功率を高めることが期待できます。
③ 栄養とサプリメント(オーソモレキュラー栄養療法)
- 葉酸
- ビタミンD
- オメガ3脂肪酸
- コエンザイムQ10
これらは卵子・精子の質改善に有効な栄養素です。
アキュラ鍼灸院では、オーソモレキュラー栄養医学の認定を持つ鍼灸師が栄養指導を行います。
栄養指導をご希望の方は、認定を持つ鍼灸師をご指名ください。認定の有無はプロフィールをご覧ください。
さらに、有機酸検査(350ドル/東京原宿クリニックにて実施)により、ミトコンドリア機能や酸化ストレスの状態を確認し、最適な栄養・サプリメント指導を行っています。
④ 漢方による体質改善
- 「冷え」体質には温陽作用
- 「血虚」には補血作用
- 「瘀血」には活血作用
など、体質に合わせた漢方を用いることで、卵子や精子の質を底上げし、着床力を高めるサポートが可能です。アキュラ鍼灸院には漢方薬店を併設しており、鍼灸と漢方を一体で提案できるのが大きな強みです。
⑤ 医療機関選び(体外受精の成功率を高めるために)
病院によって得意分野や成績が異なります。
当院では患者様の体質や治療経過をふまえ、必要に応じて信頼できるドクターをご紹介しています。
院長からのメッセージ
私は2002年に渋谷で「アキュラ鍼灸院」を開業し、これまで数千件の妊活をサポートしてきました。
不妊治療は心身に大きな負担を伴いますが、母体の健康を整えることが体外受精の成功率を高める最短ルートであると確信しています。
「採卵しても受精卵が育たない」と悩まれている方にこそ、ぜひ東洋医学(鍼灸・漢方)や栄養療法、生活改善を取り入れていただきたいと思います。
私たちと一緒に、妊娠・出産というかけがえのない喜びを目指しましょう。
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