妊活を応援！東京都妊活課

2022年12月2日2024年1月7日

不妊治療が保険適用になって8ヶ月。国の少子化対策に期待するところです。そんな中、東京都が運営している東京都妊活課というサイトをご存知でしょうか？

キモ可愛い？妊活アドバイザーのコウノトリと東京都妊活課のユリカモメがキャラクターとして妊娠を支援する為の色々な情報を提供しているサイトです。

主なコンテンツは

★妊娠のために知っておきたい知識

★子供ができにくいかも？と思ったら

　・不妊症の基礎知識・不妊検査・不妊治療について解説
　・不妊症に関するQ＆A、お悩み相談など

★不育症をご存知ですか？

　・不育症の基礎知識・不育症検査・不育症の治療について解説

妊娠のしくみなど基本的な事から、不妊症や不育症についての検査や薬について、とてもわかりやすく掲載しています。
ここが良いなと思ったのが、不妊・不育の助成金情報も掲載されている所です。各助成金項目の説明と申請書がダウンロード出来ます。申請の対象となるかは、正直わかりにくい所はありますが、申請できる項目が一覧で見れるのはとても便利だと思います。

まだ数は少ないですが、カウンセラーの相談エッセイや不妊治療をしていた方の体験談も掲載されています。
よく個人ブログなどで、医学的根拠のない情報が載っている事も多々見受けられます。このサイトは国が運営しているので、医学的根拠が曖昧だったり、個人的な考えに偏っている事もないので、安心して閲覧していただけるサイトだと思います。

また、東京都は妊活と仕事の両立を支援する企業への支援もしています。少しずつそういった企業は増えているようですが、まだまだみんなが利用するには程遠い感じがします。会社内に妊活支援制度があるが、利用しても良いものか悩むというお声を聞く事も少なくありません。
厚生労働省では、事業主や人事部門向けの不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアルで、実際に妊活支援している企業の情報を載せています。
基礎体温や生理日を記録できるアプリ「ルナルナ」を運営している株式会社エムティアイでは、入社1年以上の社員対象に、勤続年数に応じて最大2年間の休職できる不妊治療休職制度があります。

また、食品のオタフクソース株式会社は、不妊治療のために月1日有給休暇をもらえ、1時間単位で利用できる制度を設けています。時間単位で休みを取れると仕事の合間にも、クリニックへ行きやすくなると思います。
このように、妊活を応援する企業も少しづつではありますが、増えてきています。
東京都妊活課のような行政が運営しているサイトへのアクセスが増え、多くの人が妊活する方達への理解を深め、協力するお気持ちが増えれば、日本はもっと子供を産み、育てやすい国になっていくのではないかと思います。

私達の税金が、未来の子供達の為にもっと使われる事を願うばかりです。

鍼灸師　斎藤千代

東京都妊活課
https://www.ninkatsuka.metro.tokyo.lg.jp

不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30k.pdf

株式会社エムティアイ
https://www.mti.co.jp/?page_id=21469

オタフクソース株式会社
https://www.otafuku.co.jp/file.jsp?id=12842