空胞? そもそも空胞とは?

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「採卵に行ったのに、空胞と言われて…本当に空だったんでしょうか…」
採卵後の患者様からしばしばお聞きする言葉です。

そもそも空胞とは何でしょう?

成熟した卵胞のサイズは約20㎜前後、それに対し卵は0.1㎜。エコーで観察しているのは卵胞であって卵は見ることはできません。
適切なサイズに育った卵胞に針を刺し、卵胞液を吸い取りその中から卵を回収するのが採卵のプロセス。
卵がなかった、卵があったが何らかの理由で採れなかった、いずれのケースも空胞という言葉で表現されるのが実際のところ。かなり大雑把な表現です。

見えていたのが嚢胞(水の入った袋のようなもの)だった場合、卵が入っていないので致し方ありません。
場所が悪すぎて採れない(例:膿腫などが障害物になっている)ということもあるようですが、表から経腹的に取るなど、ドクターがその手技を発揮して最大限卵が回収できるように頑張って下さいます。

では採卵前の採血でホルモン値も十分に上がっており、エコーで適切な卵胞のサイズが観察されたのに空胞と言われた場合はどうなのでしょうか?
この場合、卵子はあったが卵胞壁から剥がれず採れなかった、という可能性が大です。
そして卵子が卵胞壁から剥がれないのは、未熟卵だからなのです。

「卵胞が十分大きくなっているのだから、卵も成熟しているはずなのでは?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
しかし卵子はトリガー(あるいはLHサージ)がかかって初めて成熟します。
卵胞サイズとE2値だけそろっても、卵子はまだ未熟なのです。

点鼻薬は視床下部からのホルモンの代役のような物ですので、下垂体が十分それに反応しなければ十分なLHサージが起こらず、卵子が未熟のままということもありえます。
そのため必要に応じ、hCG注射をトリガーに使う、あるいはダブルトリガーと言って点鼻薬とhCG両方を使用し卵子の成熟を確実なものにする、という方法があるのです。

そういえば以前、hCG注射アンプルの薬剤を混ぜるプロセスを間違え、液体だけ自己注射してしまった方がおられました。ホルモン値も卵胞のサイズも十分に揃っていたのに結果は残念ながら「空胞≒採れなかった」でした。
上記のことが端的に現れているケースと言えるでしょう。

刺激法には様々な機微がありますが、トリガー1つとっても採卵の成績を大きく左右するのだということを知っていただき、クリニック選びやご自分の治療に活かしていただければ幸いです。

鍼灸師・不妊カウンセラー
鈴木麻希子

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