知っておこう精液検査

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妊娠は夫婦の共同作業

不妊の原因は男性が半分、女性が半分の割合ですが、未だに不妊治療への積極性があるのは女性の方が多いというのが現状です。不妊治療は“二人で取り組む共同作業”です。子どもを授かりにくいと感じたら、まずは男性が勇気をもって、最初に検査を受けましょう。その理由は、男性の検査は簡単で痛みを伴わないからです。
今回は、男性不妊症の診断・治療においてもっとも基本的な精液検査についてのお話をします。

精液検査で妊娠させる能力を把握する

精液検査は痛みを伴うことなく、時期関係なくいつでも受けることができます。この検査では、精液の色や量、pH(酸性度)、精子の数、濃度、運動率、生存率、精子の形態等を正確に調べることができます。精液検査を受けることで、自分の精子が妊娠させる能力があるかどうかを把握することができ、精子に問題が見つかった場合、いち早く治療に取り掛かることができます。

精液検査の方法
病院の精液採取室または自宅で、コンドームではなくマスターベーションにより全量採取します。クリニックにある精液採取室は、リラックスできるように個室になっていてプライバシーが保たれています。そこで、自分で採取容器に全量採取します。

≪診断基準値≫
診断基準は、2010年にWHO(世界保健機構)が定めた基準値が以下の通り。

  1. 精液量・・・・・・1.5ml以上
  2. 精子濃度・・・・・1500万個/ml以上
  3. pH・・・・・・・7.2以上
  4. 総精子数・・・・・3900万個/ml以上
  5. 精子運動率・・・・運動精子40%以上/前進運動率→32%
  6. 精子正常形態率・・4%以上
  7. 精子生存率・・・・58%以上
  8. 白血球率・・・・・100万個/ml未満

早めに病院へ持参し、2回以上検査を

禁欲期間について、WHO(世界保健機構)は2~7日と定めていますが、最近では18~30時間の禁欲期間が、精子のDNAや奇形率が最も低いと様々な論文で発表されています。自宅で、精子を採取した場合は、1~2時間以内に病院へ持参し提出をします。精子は、温度変化にとても敏感です。冷えると精子の運動率を下げてしまうので、人肌程度に保つようにして病院へ運びましょう。
精液検査は最低でも2回は受けましょう。生活習慣の乱れにより、精子の濃度や運動率は大きく変動します。喫煙や飲酒はもちろん、日頃のストレスレベルが高い人ほど身体が本来持っている生殖能力に大きな影響を与える可能性があるといわれています。生活習慣を見直して、より質の良い精子になるように心掛けましょう。

男性不妊の解消には鍼灸もひと役

最近の不妊治療の目覚ましい進歩によって、男性不妊のうちの多くのケースが治療可能となりました。精子の数が非常に少ない、精子の運動率が極端に低いなどで治療が難しかったケースも、進歩した生殖医療技術により、男性不妊の80%は治療が可能と言われるほどです。
また、男性不妊の方が鍼灸治療を受けたことにより、精子の数や運動率が改善をしている例が増加しています。

パートナーとしてお互いの気持ちを尊重する

男性は性的能力を男らしさと結び付けて考えているので、妊娠させてあげられないといことに対して、恥や情けなさを感じる傾向が強いといわれています。また、体外受精や人工授精の際のマスターベーションの恥ずかしさは、女性には理解しづらいものがあります。
女性と男性では不妊治療に対しての捉え方や考え方が違います。女性も男性も、自分の気持ちを大切にすることは大事です。しかし、パートナーのために相手の気持ちを理解することはもっと大切では。パートナーと本音で話し合い、励ましあい、いたわりあって良い関係を築きましょう。
不妊治療は“二人で取り組む共同作業”。ご夫婦一緒に検査を受け治療をすることが、妊娠への一番の近道です。

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