妊活時に摂るべき葉酸の種類は?

どの時期にどの栄養素がどのくらい必要か。その確認とともに「禁煙・禁酒」もとても大切です。

妊婦さんが食事から摂取できている葉酸は、1日当たり300-350μg(2003~2011年データ)と言う結果があります。葉酸サプリメントの利用者は年々増えてきていますが、その数値は60%台前半にとどまってしまっています。妊娠を計画している女性の葉酸摂取推奨量は640μgですので、平均的にとても不足していることが分かります。

また、葉酸普及協会の調査によると、妊婦さん67%が計画的に妊娠しているにも関わらず、そのうち葉酸サプリメントを利用している方は10-20%にすぎない、ということも分かってきています。

目次

葉酸摂取は妊娠を考えたその瞬間から

葉酸は1940年代にほうれん草から発見されたビタミンB群の1つ。ビタミンB9。水溶性

葉酸は、水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB群に属します。妊娠を考える方は、胎児の二部脊椎や神経管閉鎖障害のリスクを低減させる目的で、妊娠を希望する1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間、通常の推奨量(240μg)に加え、付加量(400μg)が設定されています。これにより1日の摂取推奨量は640μgとなりますが、この摂取量を満たすためには、厚生労働省の指針にもあるように、サプリメントの利用が必須となります。

また、先天性奇形のうちその発生率を低くできるのは、唯一二分脊椎だけである、ということを十分に認識していただきたいと思います。

妊活時の葉酸は上手に摂取

葉酸サプリメント単体、食事、マルチビタミン、青汁など沢山利用されている方は栄養素の上限量に注意しましょう。

食事性葉酸はプテロイルポリグルタミン酸型葉酸といわれ、プテロイルモノグルタミン酸型はいわゆる合成葉酸、と言われています。厚生労働省が提示した付加量は、「プテロイルモノグルタミン酸型」からの摂取とされており、つまり「サプリメントからの摂取」が推奨されているような記載となっています。その理由として、1日に必要な葉酸を食事から摂取しようとした場合、実に2.5kgのほうれん草を最低でも4か月間、毎日食べ続けなければならない、と言うこともあります。

プテロイルポリグルタミン酸型葉酸(食事性葉酸)とプテロイルモノグルタミン酸型葉酸の大きな違いは「生体利用効率」にあります。プテロイルモノグルタミン酸型葉酸は、プテロイルポリグルタミン酸型葉酸(食事性葉酸)と比べ約2倍の利用効率があります。ですから、葉酸を多く含む食品を沢山食べる必要はないですが、葉酸に固執するあまり、その摂取上限量を簡単に超えてしまうという別の心配が浮かび上がります。

例えば、妊娠後期(30~34週)に1,000μg(1㎎) のプテロイルモノグルタミン酸型葉酸を服用していた場合、小児が3.5歳になった時点で喘息になるリスクが1.26倍程度高くなった、という報告(American Journal of Epidemiology Advance Access published October30,2009)が挙がっています。

また、高用量の葉酸摂取は、発熱や蕁麻疹、かゆみや呼吸障害を起こしたり、亜鉛吸収を阻害のほか、ビタミンB12欠乏の診断を困難にさせてしまうことも確認されており、場合によっては巨赤芽球性貧血の判定を遅らせてしまうこともあります。

プテロイルモノグルタミン酸型葉酸とは

どちらの型の葉酸であっても最終形状は同じ状態になります。

ヒトは葉酸を摂取してもそのままの形で体内で使用することはできません。経口摂取された葉酸は、小腸において数種の加水分解酵素によって「プテロイルモノグルタミン酸型」になるので、どのような種類の葉酸を摂取したとしても、様々な反応機序を経て最終的には「プテロイルモノグルタミン酸(PGA=pteroyl-monoglutamic acid)」という形の葉酸になります。このプテロイルモノグルタミン酸型の葉酸は、体内での生理活性が非常に高く、その利用効率は最大と利用にはベストな状態と言えます。(しかし、ここにアルコールが混ざるとその吸収が阻害されてしまいまうので、ご注意を。)

血液に流れにのっている葉酸は血漿中に存在していますが、その型は、メチルテトラヒドロ葉酸になります。

プレママプラスでは、酵母に「プテロイルモノグルタミン酸」を食べさせたものを採用しています。酵母でコーティングされているので、カラダへの負担なく自然に吸収されます。

成分表示をしっかりチェック

栄養素は、日々平均的に摂れることがベストです。

葉酸は妊活関連の栄養補助剤に多く使用されています。しかしよく見ると、1回で摂取できる量がとても少ないもの、食事と合わせると摂取量が1日の上限量(1,000μg)をゆうに越えてしまうようなものもあります。ご自身の食事内容を十分に把握した上で、パッケージに記載されている栄養成分表示をよく確認し、製品を購入するようにしてください。青汁に含まれる葉酸量は比較的少ないようですが、当然ながら日に何回飲むのかで摂取量は変わります。

基本は食事です。サプリメントの利用は組み合わせを考えて上手に使用してください。

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