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TESEの準備のための鍼灸について

鍼灸の精子の改善例は様々な研究で報告されてます。

その効果機序は

1)精巣への血流改善
2)睾丸温度の低下
3)局所微小循環の改善
4)抗炎症化
5)テストステロンレベルの向上

などがあげられます。

ここ数日、男性不妊(非閉塞性無精子症)の方の質問が増えてます。鍼灸が効果を発揮するものとそうでないものがあります。鍼灸は幅広い範囲で男性不妊に効果的ですが、ここでは、鍼灸が不適応な領域について、紹介します。

非閉塞性無精子症の原因

◇染色体の数的な異常:10%
(クラインフェルター症候群など)
◇性染色体(Y染色体)の遺伝子異常・欠損:10%
◇その他(精索静脈瘤):50%

鍼灸効果が期待できないもの

1)性染色体(Y染色体)の遺伝子の異常・欠損について
AZF領域はAZFa, AZFb, AZFcと3つの領域に分かれていますが、AZFa と AZFb では精巣内をくまなく探しても精子が存在しないことが分かっています。よって、鍼灸で効果が期待できるのはAZFc のみとなります。

2)TESEを行ってみないとわからない鍼灸が無効の状態
Early Maturation Arrest や Sertoli Cell Onlyだった場合、鍼灸を継続してもそれ以上の効果が期待できないため精子回収のための鍼灸を継続する意味はありません。Hypospermatogenesis、またはLate Maturation Arrest の場合は、2回目のMicro-TESEを実施する前にサルベージ内分泌療法と併用して鍼灸を検討する価値はあるかと思います。

Micro-TESEと鍼灸の症例数は少ないため、明確なデータをお示しすることは現段階でできませんが、無精子症でお悩みの方は鍼灸も検討してみはいかがでしょうか?

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