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受精卵の着床能を上げるというPRP療法とは

本日は、再生医療の研究としても注目が集まっているPRP療法についてお話しします。
自己治癒力をサポートする治療法として、ヨーロッパやアメリカでは頻繁に行われています。

PRPと聞くと、不妊治療というよりもエンゼルスで活躍するメジャーリーガーの大谷翔平選手が右肘内側側副靭帯損傷の治療で行っていた事を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

そうです。大正解です。

一般的には変形性膝関節症、スポーツによる腱炎や靭帯損傷、肉離れなどの整形外科疾患やインプラント治療などの歯科治療に多く用いられている療法と同じものを不妊治療にも取り入れる流れが出てきているのです。

人工授精や体外受精など不妊治療を行っている方々の中には、受精までは成功するのになかなか着床せず妊娠まで至らず悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

原因は人それぞれ異なるかと思いますが、もし子宮内膜が薄いことが原因の方にはPRP療法は一助となるかもしれません。

そもそもPRPとは、多血小板血漿(Platelet-Rich Plasma)という意味で不妊治療においてのPRP療法とは、自身の血液から抽出した高濃度の血小板を子宮内に注入する方法です。

治療の流れとしては、まず前腕から採血し、その血液を遠心分離機にかけてPRPを抽出してそれを子宮内に注入します。
注入方法は人工授精の要領と同じで、腟を通して子宮内へ運びます。

投与スケジュールは医療機関によって微妙に異なるかもしれませんが、大体2回の投与回数で月経周期の10日目と12日目に行うのが目安のようです。

なぜ、子宮内膜が薄い方にPRP療法が一助となるかというと…

PRPを子宮内に注入することで、これらの成長因子が子宮内で放出され、結果的に子宮内膜で細胞の成長が促進されて子宮内膜が厚くなることが期待できます。子宮内膜が厚くなると移植した胚が着床しやすくなり、妊娠が期待されるということです。

しかし、PRP療法はより高度な再生医療等の安全性の確保等に関する法律に該当し厚生労働大臣から認可された施設でないと実施できないため、受けられる施設はまだ限られています。

PRP療法を受けられる対象者も医療機関によって条件が異なるようですが、基本的には不妊治療を行っている方で複数回治療が成功に至らない方が主な対象者となっています。

もし気になる方は医療機関に問い合わせたり主治医の先生に相談してみるのも良いかもしれませんね。

また、

当院も採卵後~移植周期は受精卵が着床しやすい状態になるよう子宮内環境を整える目的の鍼灸治療を行っています。

西洋医学と東洋医学との二刀流で良い結果が得られますよう、より多く患者様のお役に立てることを願いながら心を込めて治療させていただきます。

 

鍼灸師
横溝 唯

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