不妊治療には多くの専門用語がございます。
院内でも「エラ?エマ?アリス?」の用語をよく耳にするようになりました。
人気のハリウッド女優?ではありません
ERA(エラ), EMMA(エマ), ALICE(アリス)とは…健康な子宮内膜環境が妊娠に繋がります、それを調べる先進不妊検査
です。
また、検体採取は1回のみで3つの検査を同時に調べる事ができます。
■ ERA 子宮内膜着床能検査【着床の窓を調べます】
子宮内膜には着床に適した期間があります【着床の窓】と呼ばれています。良好胚を複数回(3回以上)移植しても、着床しない反復着床不全の方に対する検査です。着床に最適なタイミングを、子宮内膜を採取し遺伝子レベルで調べる検査になります。最適なタイミングの胚移植をすることで、妊娠率を高めます。約25%向上するようです。
■ EMMA 子宮内膜細菌検査
【子宮内膜の細菌の種類と量を調べます】
子宮内膜の乳酸菌は、着床・妊娠率に大きく関わります。子宮内の乳酸菌(ラクトバチルス)割合を上げると着床・妊娠率が上昇します。反復着床不全の患者に推奨されています。
■ALICE 慢性子宮内膜炎検査
【慢性子宮内膜炎を起こす細菌を調べます】
慢性子宮内膜炎は不妊症患者の約30%、習慣性流産や着床不全患者では約60%が罹患しているといわれています。ALICE検査では、慢性子宮内膜炎の原因菌を検出。内膜炎と診断された場合は、抗生物質(ビブラマイシン)を2週間服用し完治を目指します。
興味がある方は、通っているクリニックに尋ねてみてください。
当鍼灸院でもすべてのスタッフが不妊治療に関する情報にアンテナをはり、理解を深める努力をしております。
鍼灸師 木村 洋子
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